ヒオウギエキス配合の育毛剤はたくさんあります。ヒオウギ（檜扇・緋扇）の根から抽出した植物エキスがなぜ人気なんでしょう。
ヒオウギエキスに何が期待できるのか、それと、ヒオウギエキスを生かしたオススメ育毛剤を紹介します。
ヒオウギエキスの主成分はイソフラボン
ヒオウギエキスを知らなくても、イソフラボンというとピンとくるでしょう。
ヒオウギエキスの中身はイソフラボンなんです。
イソフラボンは総称で、育毛剤にはダイズイソフラボンが多く使われます。ヒオウギのイソフラボンはベラムカンジン、テクトリジン、イリジンで構成され、ダイズとは性質が少し違います。
イソフラボンは女性ホルモンをバックアップ
イソフラボンの働きは、女性ホルモン（エストロゲン）とよく似ています。ヒオウギのイソフラボンは、ダイズよりもエストロゲンに近いといわれます。
エストロゲンは女性らしい体を作るには欠かせませんが、髪の毛にも大きな影響力を持ちます。
女性にハゲが少ないのは女性ホルモンのおかげ。
女性ホルモンが少なくなる出産後、閉経期に抜け毛・薄毛が目立つのもその影響です。
だから、育毛剤で日常的にイソフラボンを頭皮に塗っていれば、抜け毛・薄毛はある程度抑えられることが期待できるんです。
ホルモンバランスが乱れた場合、イソフラボンが女性ホルモンの働きを代行、バランスを回復します。脱毛を防ぐとともに頭皮環境を整え、毛母細胞を活性化して髪の成長を促します。
分解酵素MMP-1を阻害する
MMP-1という酵素は、紫外線や排ガス、タバコといった刺激によってヒトの体内で作られます。
そして、主にコラーゲンを分解するんです。すると、老化が促され頭皮の潤いがなくなるなど、育毛環境を悪化させます。
ヒオウギエキスのイソフラボンには、このMMP-1が体内で生成されるのを抑える働きがあります。
その作用で頭皮が健全に保たれます。老化を抑制し、髪の毛が生える環境を整えて抜け毛・薄毛を防ぎます。
脱毛ホルモンDHTを抑制する
脱毛を起こす原因物質・DHT（ジヒドロテストステロン）は、男性ホルモンのテストステロンが、酵素の5αリダクターゼで変成されてできたものです。
できたDHTは毛乳頭に働きかけ、成長期間を短縮して休止期へ移行させます。この影響で抜け毛が増え、次第に薄毛状態に。
これがいわゆるAGA（男性型脱毛症）で、時には女性にも起こります。
ヒオウギエキスのイソフラボンには、5αリダクターゼの働きを阻害する作用があります。その働きで、作られるDHTが減少、脱毛も抑えられるというわけです。
ヒオウギエキスのイソフラボンはプロペシアと同じ作用
国立癌研究センターの論文中に、イソフラボンにもフィナステリドと同じDHTの抑制作用があると書かれています。
つまり、フィナステリドと同様、イソフラボンがDHTの生成を抑えることによって、前立腺がん、前立腺肥大の予防・治療に有効なのではないかという論旨です。
イソフラボンがDHTを抑えることは、すでに確認されている作用なんですね。
参考元：http://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/298.html
フィナステリドと言えば、よく知られたAGA治療薬プロペシアの主成分です。
ヒオウギから抽出したエキスでも、医薬品と同じ作用であれば信頼性は高くなりますね。
ただし、ヒオウギエキスの作用は緩やかなうえ、外用なので吸収性は高くありません。なので、プロペシアと同じ、強い効果が期待できるわけではないんです。
プロペシアと同じ作用なら副作用も同じ？
プロペシアは副作用が有名です。育毛効果は誰もが認めるほど高いんですが、その見返りとしての副作用も強くなっています。
副作用が強く出て途中で中止する人や、初めから警戒して使わない人もいます。近年では後遺症も問題視されるようになり、プロペシアへの逆風が強くなっているようです。
それで、ヒオウギエキスが同じ作用だったら、副作用も同じでは？と心配する向きもあるでしょう。ですが、そこは植物抽出物。薬じゃないし穏やかな作用なので、副作用の心配はありません。
ヒオウギエキス配合のオススメ育毛剤
ヒオウギエキスには、もっとも期待されるDHT抑制作用以外にも、女性ホルモンの補助補完作用、MMP-1の抑制作用など、意外なほど幅広い働きがあります。
これがたくさんの育毛剤に重宝される理由だったんですね。
現に、チャップアップ、イクオス、ブブカのほか、フィンジア、ナノアクション、プランテル、ポリピュア、ヘアドーンなど、多くの育毛剤に配合されています。
女性用の育毛剤や化粧品まで入れると、すごい種類になるでしょう。
この中からオススメを選ぶんですが、どうせなら、多種多様な薄毛の原因に対応ができる育毛剤がいいですね。その方が、ヒオウギエキスの特徴である複合的な作用が生かせますから。
オススメ育毛剤はイクオスです
イクオスの特長は幅広い育毛作用です。ヒオウギエキスの得意分野、DHTの抑制には5種類の成分を配合。
そのうえ、脱毛因子TGF-βやFGF-5を抑える8種類の成分が配合されて、二重のガードで徹底的に脱毛を抑えます。
頭皮の環境改善、血行促進、保湿、エイジングケアに至る総合的な作用にも、多数の成分が配合されています。このような分野でも、ヒオウギエキスの働きが生きてきます。
また、イクオスには優秀なサプリがあります。こちらのDHT対策にはノコギリヤシがたっぷりの300㎎と、フィーバーフューを配合。
加えて、ヒオウギとダイズイソフラボンとの相乗作用も期待できます。
イクオス＆サプリは、ヒオウギエキスとの相性が実にいいんです。価格も安いし、副作用もないイクオス＆サプリをオススメします。
まとめ
※私はイクオス＆イクオスサプリを使用中
ヒオウギエキスのイソフラボンは、優秀な育毛成分でした。DHTの抑制にホルモンバランスの調整、頭皮の保全にまで働きます。
パワーは若干落ちるものの、プロペシア同様の作用とは頼もしい限りです。
だからイクオスに配合され、幅広く力が発揮できるんですね。まさに適材適所といったところです。
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