アデノゲンEXとは?

r161024_2

アデノゲンEXは有効主成分「アデノシン」を含む育毛剤です。世界的に知られた有名ブランドの資生堂が製造販売しています。店頭販売のほか、公式サイト、楽天、アマゾンなどの通販でも取り扱いがあります。

2004年に発売された薬用アデノゲンに、育毛成分として「パナックスジンセンエキス」や「ソフォラ抽出エキス」を追加配合して2015年2月にリニューアルし、シャンプー、コンディショナ―とともに発売されています。

アデノシンがアデノゲンEXの肝!

さて、主成分のアデノシンですが、どんな成分なのか詳しく見てみましょう。

アデノシンは、髪の毛を健康的に育てます。つまり毛が育とうとする力を後押しして、太く長い毛を成長させます。

成長因子FGF-7を作り出す!

アデノシンはもともと体内に存在する物質で、異物ではないのでスムーズに毛根部まで届きます。

r161024_4

その作用は、毛の成長をコントロールする毛乳頭に働きかけ、発毛促進因子の「FGF-7」という物質を分泌させます。

この「FGF-7」という物質は、細胞を増殖させる働きのあるタンパク質。毛の元になる毛母細胞に働きかけ、細胞が分化、増殖するのを促します。その結果、毛の成長が促されて薄毛の改善につながります。

FGF-7の育毛実験データ

FGF-7を単純に頭皮に塗るという臨床実験が行われています。薄毛の人を男女別、FGF-7の有無別で10人ずつ4つのグループに分け、FGF-7を含む溶液、含まない液をそれぞれ90日塗り続けました。

fgf-7_1【出典元:http://egf-association.jp/fgf-7.htm

90日後の結果では、FGF-7を塗った男性では毛の量が70%、太さでは80%の人が改善し、女性では毛の量、太さとも90%の人に改善が見られました。

すごい効果!

この結果はFGF-7を含まない液を塗ったグループとは明らかに違っていて、その薄毛改善効果が実証されています。

毛根の成長期間を延長する!

アデノシンは、ヘアサイクルと呼ばれる毛の成長サイクルのうちの成長期を伸ばして、毛を長く太く成長させます。

com160711_1【出典元:http://www.kao.com/jp/haircare/thining_01.html

毛の成長は成長期→退行期→休止期に分けられます。

このうち成長期から退行期に移るのを遅らせることで、より長期間にわたってしっかりとした髪の毛に成長させることができます。

頭皮の血行を促進する!

アデノシンは血管の筋肉をゆるめて広げ、頭皮の血行を促します。

r161024_5【参考元: http://plaza.umin.ac.jp/~mishina/PDF/AdenosineA2AReceptors.pdf

毛根部に酸素や栄養分が多く運ばれて毛母細胞の分裂を促し、毛の成長を促します。また、頭皮の環境を改善して、荒れや炎症など頭皮のトラブルを防ぎます。

アデノシンによるこの血行促進作用とFGF-7の生成作用は、よく知られた育毛成分であるミノキシジルの「血流を促進し、毛の成長を促す」作用と同じもの。

ミノキシジルの作用は日本皮膚科学会によって作成された男性型脱毛症診療ガイドラインで推奨度Aランクとされていますが、アデノシンはC1ランク。

adenosine【出典元:https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/guideline/1372913421_2.pdf

治療に使える成分として認められていますが、パワーは少々落ちるようです。

他の成分は効果を感じれない?

r161024_6

アデノゲンEXには、アデノシン以外の有効成分としてパナックスジンセンと、ソフォラ抽出エキスが含まれます。

パナックスジンセン

パナックスジンセンは高麗人参のことで、古くから漢方薬として使われています。主な効果は血行促進で、根に含まれるサポニンが血行促進に働くとされます。

アデノシンの血行促進効果との相乗作用で、毛根部に栄養や酸素を運びます。

ソファラエキス

ソファラエキスは、ソファラという豆科の植物の根から抽出された漢方成分。これにも血行促進作用があり、また細胞を活性化する作用もあり、毛根部の毛母細胞を活発に働かせ、毛の成長を助けます。

その他には、毛根へ栄養を届けるパントテニールエチルエーテル、殺菌作用のβ-グリチルリチン酸、かゆみを鎮めるℓ-メントールなど、頭皮の環境を改善する成分が含まれます。

こうしてみると頭皮や髪に優しい成分ばかりで、安心して使える育毛剤です。

ただ、特徴的な成分は見当たりません!効果としては血行促進と頭皮の状態を改善するものなので、直接的な育毛効果などは感じられないかもしれません。

アデノゲンEXでは脱毛を抑えれない?

アデノゲンEXの成分による効果を整理するとつぎようなもの。

  • 成長因子の生成
  • ヘアサイクルの改善
  • 血行促進
  • 頭皮の改善

資生堂だけあってよく考えられた構成ですが、一つ何かが足りません…

あれ?AGA対策は?

最も多い薄毛の原因は男性型脱毛症(AGA)ですよね?!

脱毛を抑えないと、いくら毛を伸ばしても端から抜けてしまっては薄毛は解消できません。AGAの原因となるDHTを抑えこみ、脱毛を防ぐ必要があります。

アデノゲンEXには、毛の成長サイクルを延長して休止期→脱毛の流れをいったん食い止める働きがあります。ただしあくまでも間接的な作用で、DHTの抑制の決定打とはなりえないものです。

com160711_2【出典元:http://www.kao.com/jp/haircare/thining_01.html

この脱毛を何とか抑えられないと、アデノゲンEXは大きな弱点をかかえたまま。せっかくの成長因子FGF-7を増す効果も、育毛剤としては物足りないという評価は免れません。

イクオスが脱毛に対抗する!

育毛作用に重点を置いたアデノゲンEXですが、同じような穏やかな作用の育毛剤にイクオスがあります。

n_iqos_7

2016年9月にリニューアルしたばかりですが、業界トップクラスの成分の多さで早くも注目を集めています。

イクオスには、数多い成分を武器に総合的な育毛効果が期待できます。もちろんAGAへの対応力も備えています。

5αリダクターゼ阻害作用

AGAは、男性ホルモンが5αリダクターゼという酵素と結びつき、ジヒドロテストステロン(DHT)が作られ、この働きでヘアサイクルが乱されて脱毛が起こります。

Z400215_2

イクオスのオウゴンエキスを始めとする多数の成分が、作用を高めあって酵素の働きを妨害しDHTの生成を抑えることで脱毛を防ぎます。

脱毛因子阻害作用

AGAによる脱毛は、生成されたDHTが受容体と結合して脱毛因子TGF-βを出し、これが脱毛指令FGF-5を出すことで起こります。

r160911_3

このTGF-βの働きをブロックすれば脱毛指令が出せず、脱毛が防げます。イクオスでこの働きをするのが、クワエキスを始めとした8種類の成分。

r160920_2

このように、5αリダクターゼ阻害とTGF-β阻害の二つのルートから、AGAによる脱毛を抑え込みます。穏やかな植物抽出成分ですが、多くの成分が相乗的に効果を現わすことで、薄毛の改善に効果的に作用します。

人気急上昇イクオスと価格比較!

イクオスはリニューアルに伴い、新成分アルガス2など30種類を追加配合しました。

r160912_1

合計61種類というトップクラスの成分数に加え、78%の人が3ヵ月以内に何らかの変化を実感するという効果の速さもアピールしています。

このようなセールスポイントで人気度が急上昇しているイクオスですが、価格の面ではアデノゲンと比べてどうなのか、比較検討してみます。

イクオス アデノゲン
単品 10,378円 7,020円
単品定期 6,458円
サプリセット定期 7,538円

このように、アデノゲンの価格は単品の都度購入だけの設定。この条件での比較では、アデノゲンが3,000円近く安くなります。

定期になると逆転し、イクオスが562円安くなります。手間もかからないし、ここはイクオスがずっとお得です。

それにイクオスにはサプリがあり、こちらも成分数が41種類と業界トップの多さ。成分内容が充実していて、成長因子のFGF-7やIGF-1を生成する成分や、ノコギリヤシ、亜鉛といった育毛剤必須の成分を含みます。

n_iqossupple_6

このような飲む育毛剤といえるほどのサプリメントが、本体とセットで7,538円!アデノゲンより約2,000円高くなりますが、イクオスではほとんどの人がサプリセットを選択するほど人気が高いお得コースです。

アデノゲンには全額返金保証がない!

通販の育毛剤のほとんどで導入されている、全額返金保証制度があります。イクオスも、注文してから45日間使用しても効果が実感できなかった場合には、商品代金が全額返金される制度が設けられています。

m160919_3

この制度があるので、使い始める前に多少の不安があっても購入に踏み切れるのですが、アデノゲンにはこの制度がありません。

えっ!ないの?

このため、効果が何も感じられない時や、頭皮のかぶれなど体に合わない場合でも救済措置がありません。この点は、初めて使う人にはかなり大きな不安材料になり、アデノゲンにはマイナスポイントに…

まとめ(アデノゲンEXはイクオスに勝るのか?)

アデノゲンEXの特徴は、アデノシンの育毛効果がメインの育毛剤ということ。成長因子のFGF-7を増やし、ヘアサイクルの成長期を延長、血行を促進するといった点では、優れた育毛剤といえます。

ですが、薄毛というのは毛を成長させるだけでは解消しないことが多々あります。薄毛の原因の多くを占めるAGAに対しては、アデノゲンの成分では対処がむずかしくなります。

AGAを含む薄毛全般に対抗するには、より広範囲な原因に対する対応力が必要になります。イクオスであれば、61種類の成分でアデノシンの守備範囲の育毛促進をカバーするほか、血行促進、頭皮のケアまであらゆる薄毛に対応します。

61種類です!

何よりもアデノゲンの弱点である抜け毛対策には、5αリダクターゼの阻害とTGF-βの阻害という二重の対策で万全な態勢をとっています。

サプリの併用でイクオスがパワーアップ!

これに加えて飲む育毛剤ともいえるサプリがあります。

n_iqossupple_1

こちらにも5αリダクターゼの阻害作用を持つノコギリヤシが含まれていて、さらに脱毛対策が強固なものになっています。この成分には、海外での試験でも有効性が確認されています。

【出典元:http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/12006122】 

その他の内容も充実していて、アデノゲン同様に発毛促進因子FGF-7を増やすフコイダンや、IGF-1を増やすイソフラボン+カプサイシンを含みます。

n_iqossupple_2

このサプリとの併用によって、イクオスの薄毛への総合対応力はさらに増強されています。

アデノゲンEXとイクオスとを比べると、同じような育毛剤というイメージとはだいぶ違うようです。アデノゲンの1点集中型に対して、総合力のイクオスのほうが力では上回っているようです。

イクオスの公式販売サイト ⇒