AGA(男性用脱毛症)対策などで育毛剤やサプリメントを使用している人の、月当たりの予算は1万円前後が多いようです。
1万円を超えると負担が大きすぎますし、安すぎると効果に不安を感じてしまうためでしょう…
1万円前後で購入できる育毛剤とサプリメントセットのランキングを発表していきます。
1位 イクオス&サプリセット(7,538円)
栄えある1位に輝いたのは、今年9月にリニューアルされたイクオスとサプリのセット!
リニューアル前は「安いだけ」と必ずしも高く評価されていませんでしたが、リニューアル直後から評価が急上昇しており、イチオシにしているサイトも増えています。
イクオスはなぜ、リニューアルによってこれほどまでに評価されるようになったのでしょう?
イクオス本体の特長
イクオスのリニューアルはどのようにパワーアップしたのでしょうか。主な改良点について説明していきます。
育毛成分が61種類に倍増!
今回のリニューアルの目玉は、配合されている育毛成分が31種類から61種類とほぼ倍増したこと。
倍ですよ!
薄毛の原因はAGAだけではなく、複合的な理由。
AGAの原因である男性ホルモン由来物質・DHT(ジヒドロテストステロン)対策をしても、毛根に十分な栄養分と酸素が行き渡っていなければ頭髪の成長は促進されません。また、頭皮の状態が良くなければ頭髪が生えてきても定着しません。
61種類もの育毛成分を配合しているということは、こうした複合的な原因に細かく対応できるということを意味しています。つまり、AGAとは違う要因で薄毛でも、十分な効果が期待できるというわけです。
新成分Algas-2を配合
「Algas-2」という新育毛成分を配合してきたことも、リニューアルの目玉といっていいでしょう。
フランス北部原産のペルベチアカナリクラタという海藻から抽出されており、頭髪の伸びを促す成長因子を含んでいます。
ペルベチアカナリクラタは2週間水がない状態でも枯れてしまわないほどの生命力を持っており、「Algas-2」はこの生命力によって毛母細胞を活性化させます。
DHTは毛母細胞の活力を失わせる働きを持っていますが、「Algas-2」によって毛母細胞を活性化させれば頭髪が元のように伸びるようになるというわけです。
従来から含まれている「M-034」も健在ですので、よりパワーアップしたと考えていいでしょう。
抜け毛予防のための成分も増加
AGA対策において、最も重要なのは抜け毛を抑えること。実際、医療機関における治療では5α-リダクターゼという酵素の働きを抑えることでDHTの生成を阻害する、フィナステリドの投与が最優先となっています。
イクオスには5α-リダクターゼの働きを抑えてDHTの生成を阻害する成分や、女性ホルモンの働きを強めてDHTの働きを抑える成分として5種類配合。
- オウゴンエキス
- ダイズエキス
- ビワ葉エキス
- クララエキス
- ヒオウギ抽出液
これだけの成分が配合されていれば、相乗効果によってしっかりと抜け毛が抑えられそうです。
また、DHTはTGF(トランスフォーミング増殖因子)という成長因子の一種であるTGF-βや、FGF(線維芽細胞増殖因子)の一種であるFGF-5を増加させる働きがあります。
これらは成長因子という名前はついていますが、頭髪の脱毛を促進させてしまう困りモノ。イクオスにはこれらの成長因子を抑える成分として8種類が配合されています。
- クワエキス
- シャクヤクエキス
- セイヨウキズタエキス
- ゴボウエキス
- ローマカミツレエキス
- シナノキエキス
- ヒキオコシエキス
- ボタンエキス
これらは他の育毛剤には見られないもので、より大きな脱毛抑制効果が期待できるのではないでしょうか。
イクオスサプリEXの特長
今回リニューアルされたのはイクオス本体だけではありません!
サプリもリニューアルされているのです。こちらもリニューアルによって大幅にパワーアップしていますので、改良点を紹介します。
46種類の育毛成分はトップクラス
育毛剤だけでなくサプリも、成分の種類が大幅に増加してリニューアルしました。
30種類から46種類という大幅アップ!これまで育毛サプリの成分の種類といえばチャップアップが最多だとされていましたが、これを上回ってトップに躍り出る形に。
これだけたくさんの成分が配合されていれば、より大きな効果が期待できること間違いなし。
配合量を公開していて信頼できる
イクオスサプリの優れているところは、成分がどのぐらい含まれているかを公表しているところ。
各成分の含有量を公表することは、過剰摂取を防止することにもつながり、企業として好ましい姿勢だといっていいでしょう。
配合量の注目すべきは亜鉛12mgと大豆抽出物100mg。同じく成分量を公開しているボストンが亜鉛4mg、大豆イソフラボン20mgにすぎませんから、これは大きなアドバンテージでしょう。
イクオス | ボストン | |
---|---|---|
亜鉛 | 12mg | 4mg |
イソフラボン | 100mg | 20mg |
ノコギリヤシなど重要成分を配合
もちろん、DHTの生成を抑えるノコギリヤシやフィーバーフューなど、必要な成分についてはちゃんと配合されています。特にノコギリヤシの配合量は300mgとトップクラスです。
そして、注目は大豆イソフラボンとカプサイシンが配合されていること。
この2つを同時に摂取することで、IGF(インシュリン様成長因子)の一種で、頭髪を成長させる効果のあるIGF-1の生成を促すことができるのです。体の中からも育毛効果を発揮できるというわけです。
注目成分「ガニアシ」とは?
「ガニアシ」とは昆布の仮根に当たる部分のことで、そのままでは硬すぎて食べられませんが、栄養分は豊富です。イクオスサプリEXには、このガニアシから抽出された成分が配合されています。
中でも注目はGA-フコイダン。頭髪の成長を促進させるFGF-7の生成を増やす働きがあります。こちらも体の中から育毛効果を発揮することを狙っているということですね。
定期コースはなんと7,538円!
これだけいろいろな成分が配合されている育毛剤とサプリだとさぞかし高いんだろうなと思うでしょうが、定期コースに申し込めばセットで7,538円です。
効果の高い育毛剤とサプリが1万円以内で入手できるのですから、1位に輝いたのもうなずけるのではないでしょうか。
初回だけでも定期コースの解約できますよ(^^)
2位 チャップアップ&サプリセット(9,090円)
かつては1位の常連だったチャップアップがこの位置に来てしまったということに、時代の流れを感じてしまいます…
ただ、中身が変わってしまったというわけではありませんので、優れものの育毛剤とサプリである点については今も変わっていません。
チャップアップ本体の特長
チャプアップ本体は、リニューアル直後のイクオスと比較しても大差ないほどの商品。そのセールスポイントを紹介していきましょう。
全成分数81はイクオスより上!
どのような成分が配合されているのかを公表しているのは、チャップアップも同じ。
すべてが育毛成分というわけではありませんが、単純に成分の種類ならば81種とリニューアル後のイクオスを上回っており、いろいろな薄毛の原因に対応できます。
圧倒的な成分量!
特筆すべきは、頭皮の血流を良化させるための成分が多いこと。
頭皮の血流良化は毛根に酸素と栄養分を潤沢に送り込むことにつながり、頭髪の成長が期待できます。この血流良化成分だけで20種類も配合されているのです。これならば大きな相乗効果が望めるのではないでしょうか。
また、5α-リダクターゼの働きを抑える成分についても8種類含まれており、その内容についてもビワ葉エキスなど基本は押さえられています。
この中身だけを見れば、今もってイクオスと互角に戦えそうで、発売当時から細菌まで1位にランクされていたのもうなずけるのではないでしょうか。
好意的な口コミが多い!
そして、チャップアップがイクオスに勝っている点はもうひとつあります。
発売されてからそれなりの時間が経っているため、実際に「効果が出た!」という口コミが多数あること。
イクオスが成分的に優秀なのは分かりますが、実績という点ではリニューアルから時間が経っていないため劣ってしまいます。
チャップアップならばそうした実績も兼ね備えているというわけで、購入する際の安心感につながってくるのではないでしょうか。
チャップアップサプリの特長
本体についてはイクオスとチャップアップがほぼ互角。では、サプリについてはどうなるのでしょうか。
必要成分はしっかり配合されている
チャップアップのサプリの成分を見るとノコギリヤシ、フィーバーフュー、カプサイシンなど、重要成分は押さえられています。
ただ、23種類なので今となってはイクオスに見劣りしてしまいます…それでいて価格はイクオスとほとんど変わらないのですから、割高感が否めません。
配合量を公開していないのが問題
そして、チャップアップサプリにはもっと大きな問題点が…
配合成分については公表されていても、それをどのぐらい含んでいるかについては公開していないのです。
この点について正規販売店であるソーシャルテックに質問しても「回答できない」と言われたと書かれているサイトも散見されます。
これではノコギリヤシが100mgしか配合されていないかもしれません。それ以前に企業の姿勢としても若干疑問が…チャップアップが2位に落ちてしまったのは、このサプリの問題点ゆえと言っても過言ではないでしょう。
3位 フィンジア(最安9,980円)
「ミノキシジルの3倍の効果」といわれるキャピキシルが配合されている育毛剤のうち、1万円を切る価格で購入できる商品がフィンジアです。
育毛剤としての効果が評価され、3位となりました。
フィンジアの特長
フィンジアの特徴のひとつはキャピキシルが配合されていることですが、それ以外にもミノキシジル誘導体の一種であるピディオキシジルも配合されています。主な成分と効果について説明しましょう。
キャピキシル5%配合
キャピキシルはカナダの化粧品メーカーによって開発された育毛成分で、アセチルテラペプチド-3とアカツメクサ花エキスからなっています。
- アセチルテラペプチド-3…細胞修復作用があり、DHTによって衰えてしまった毛根を活性化し発毛を促す効果がある。
- アカツメクサ花エキス…5α-リダクターゼの働きを押さえてDHT生成を阻害し、頭髪の脱毛を食い止めてくれる働きがある。
ひとつの育毛成分で頭髪の「成長促進」と「脱毛抑制」を行っているのです。
ピディオキシジル2%配合
上にも書きましたように、ミノキシジル誘導体と呼ばれるもので、頭皮に吸収されたあとにミノキシジルとなります。
効果は基本的にミノキシジルと効果は同じですが、違いは頭皮のかぶれや湿疹といった副作用とは無縁の有能成分。
ヒオウギエキス配合
上記のようにキャピキシルには抜け毛を抑える働きがあるため、キャピキシル配合の育毛剤ではDHT抑制成分は含まれていないことが多いです。
ところがフィンジアでは、女性ホルモンの働きを助けるヒオウギエキスが配合されており、これによってDHTの働きを抑えています。
また、ヒオウギエキスは基本的に大豆イソフラボンと成分が同じであるうえ、フィンジアにはカプサイシンも配合されています。
このため、イクオスサプリEXの項で説明したように、頭髪の成長を促す成長因子であるIGF-1の生成量増加も期待できるのです。
フィンジアを最安で買う方法
定期コースで毎月1本購入した場合9,980円。ですがフィンジアにはもっとリーズナブルに購入する方法があります。
最安値は3カ月ごとに3本送付してもらうコース。
実はこのコース、公式サイトではあまり触れられていないのですが、定期コースに申し込む画面の下の方を見ると、このコースが明記されています。
価格は26,900円で、1本当たり8,966円と1,000円以上安くなるのです。1本8,966円だったら続けられる値段ではないでしょうか。
もしフィンジアの購入をお考えでしたら、このコースへの申し込みを考慮してみるのもいいかもしれません。
フィンジアのデメリットは容量
そんなフィンジアにも欠点はあります。それは容量が1本50mlと少ないこと。
これで1カ月分、1日2回ですから60回使わないといけません。1回当たりの量が1mlを切っているわけで、これでは頭皮全体への塗布は不可能…
その点、イクオスとチャップアップは120ml入りで、1回当たりの量は2ml。これならば頭皮全体に浸透させることも可能です。
そもそも、頭皮は一枚皮ですから、一部の血行を良くするよりも全体を良くした方が効果は期待できます。ランクを下げてしまったのは、サプリなしでの価格である上に、この量が影響しています。
まとめ
以上が、1万円以下で購入できる育毛剤とセットのベスト3でした。
正直なところ、育毛剤単体で見るならば、キャピキシルに加えてピディオキシジルまで配合しているフィンジアが一歩リードといったところ。
ただ、育毛は体の外からだけではなく、内側からも行うのがより効果的!
これがイクオスとチャップアップより下位に甘んじてしまった理由。では、イクオスとチャップアップではどうでしょうか。育毛剤そのものに大きな差はありませんが、サプリの差でイクオスが上位となります。
チャップアップのサプリは今となっては成分の種類が少ない上、成分量を公開していないという大きな問題があります。これがイクオスの後塵を拝してしまった理由といっていいでしょう。
現在イクオスはリニューアル直後ということもあり、育毛剤とサプリを合わせた成分の種類ではダントツ!サプリの成分量を公開しているのも好感が持てます。
今後、イクオスを超えるためには、各社とも大幅なリニューアルが必要になってきそうです。