育毛サプリとして、人気を集めているブブカサプリを検証してみました。

育毛剤のブブカが有名なので、それと併用して使っている人も多いかも!

成分を分析して、効果は期待できるのか調べてみました。

ブブカサプリの特長を3つにまとめた!

①配合成分量を公開

ブブカサプリには様々な成分が入っていますが、一押しはミレットエキス、ノコギリヤシ、大豆イソフラボン、亜鉛の4種類。

いずれも薄毛改善に効果があるものです。その中でノコギリヤシは、前立腺肥大症の予防として使われているもの。後に悪性の男性ホルモン(DHT)を防ぐ効果が確認されたことから、薄毛治療として用いられる機会も増えてきました。

そのため育毛系のサプリには、ノコギリヤシが入っているものが多いです。

他の育毛サプリと比べて、ノコギリヤシの配合量は多いのかチェックしてみたら、少ないことが判明!

例えば、育毛サプリのボストン。

ボストンに含まれているノコギリヤシの配合量は、300mg。

ブブカサプリの2.5倍ぐらい入っているので、ボストンのほうが良さそうな印象ですね。「ノコギリヤシは1日320mg程度まで摂取して良い」、と言われているので、それを考えるとブブカサプリだけで、1日分を補うのは厳しいかも。

ノコギリヤシを含んだ食材はなかなかないので、足りない分を食事で補うということができませんからね。

ノコギリヤシに着目すると、「中途半端な量」と言わざる得ないかも・・・。

②イソフラボンの配合量が多い!

ブブカサプリに含まれるイソフラボンの配合量は、80mg。

ボストンは20mgなので、こちらはブブカサプリの勝ち!人間が1日に摂取したほうが良いとされる目安が、70~75mg程度。ブブカサプリだけで1日分を充分満たせる計算です。

ノコギリヤシと違って、イソフラボンは大豆製品など食卓に並ぶような食材にも含まれています。大豆好きの方には、むしろちょっと過剰摂取になってしまうかも。

イソフラボンにもノコギリヤシと同様にDHT抑制作用があり、薄毛進行を抑えてくれる働きがあります。

イソフラボンはポリフェノールも含んでいた!

また、イソフラボンには、ポリフェノールと呼ばれるワインなどに入っている成分と同じものが入っています。

ポリフェノールは血液の流れをよくしたり、抗酸化作用を体に与えてくれます。

その結果、動脈硬化や脳梗塞になりにくく、「心臓病の死亡率が低下した」というデータもあるほど。血液の流れを悪くしてしまう病気が、発症しにくくなります。体全体の血流が良くなれば、体の細部を流れる毛細血管の流れもよくなります。

髪の毛は血管から栄養をもらって発毛しているので、ポリフェノールも薄毛改善に一役買っているというわけですね。

③ミレットエキスの配合量が多い!

ミレットエキスは稲科に属するキビの抽出成分で、アミノ酸を多く含有しています。

髪の成分となっているケラチンに生まれ変わるものなので、「髪の原料」といえるもの。

またアミノ酸だけでなく、亜鉛やビタミンなど、ケラチンを生成するときに必要な栄養分も含有。「髪が育ちやすい」という評価をされています。

ミレットエキスはヨーロッパでは飲むだけでなく、育毛剤として頭皮に直接塗布することもあるんですよ。

ミレットエキスを評価している会社は多く、ブブカ以外にボストンにも入っています。

育毛製品大手のアンファーから販売されている育毛サプリ「B-HATSU(ビハツ)」にも、ミレットエキスが配合されています。

m160829_14【出典元:http://www.angfa.jp/shared/pdf/100415.pdf

私がブブカサプリをやめた理由とは?

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①ノコギリヤシの配合量が少ない

ブブカサプリはボストンに比べて、イソフラボンやミレットエキスは勝っています。逆に劣っている点はノコギリヤシは少ないところ。ノコギリヤシは、5aリダクターゼを減らす薬理効果が確認されています。

薄毛の直接的な原因であるDHTを抑えるのには、ぜひとも摂取したい成分。

m160829_15【出典元:http://www.indena.com/pdf/sabalselect_jp.pdf

このノコギリヤシが少ないのが、致命的かも・・・。

DHTを抑制できなければ抜け毛が減らないので、いくら発毛剤を使っても無駄に終わってしまう可能性があります。髪を生やすのは育毛剤に任して、育毛サプリで抜け毛抑制を重視したほうが良いです。そう考えると、ノコギリヤシが少ないのは、ちょっと懸念材料ですね。

育毛効果が現われている人は、「1日にノコギリヤシを320mg服用していた」というデータもあるので、ブブカサプリだけで目に見えた効果を期待するのは厳しそうですね。

②フィーバーフューがない

フィーバーフューはキク科に属する多年草で、その葉や茎のエキスを抽出してハーブなどで使用されています。

単純に飲用として使うだけでなく、鎮痛剤として使われることもあるほど。イギリスでは発熱や関節炎の治療する際に、医師が処方することもあるといわれています。

また日本でも研究によって、フィーバーフューに含まれるパルテノライドが抗炎症効果を与えることがわかっています。

パルテノライドを服用することで活性酵素を除外し、病気を発症しにくくします。例えば、急性白血病や乳がん、腎臓がんなどがパルテノライドによって抗腫瘍効果があるとされています。

副作用も少ないため、子宮内膜症の薬剤として使われたり、術後の疼痛抑制薬として使われるなど、高い評価を得ています。

大阪大学の研究では、がん細胞の転移を抑制し、生存期間を延ばすことができるという報告も。

パルテノライドと薄毛治療

研究を進めていく上で病気の治療だけでなく、「脱毛症の改善効果が出た」という発表も、日本抗加齢医学会総会によって行われました。

薄毛の原因になっている男性ホルモンの一種、「ジヒドロテストステロン」は、NF-kBという物質が関わっていることがわかっています。NF-kBを抑制する作用がパルテノライドにあるため、薄毛改善を目的に使用されるケースが増えてきました。

このことは、新聞や週刊誌にも掲載されるほど大きく取り上げられています。

この成分が入ってない!

残念ながらブブカにはフィーバーフューが含まれていませんでした。その他の理由も合わせて、ついに別サプリに乗り換えることに。決定的となったのは次の理由です。

③育毛剤ブブカとのセット価格が高い

育毛剤とサプリをセットで使ったほうが、より育毛効果が高いというのは事実でしょう。

成分が似通っているなら、少しでも安いものを選びたいですね。ブブカ以外に育毛剤とセットで販売しているものというと、チャップアップが有名です。チャップアップもノコギリヤシやフィーバーフューがサプリに入っているので、ブブカと似たような感じ。

値段を比較してみると、下記のようになりました。

  • ブブカをセットで買った場合:11,664円
  • チャップアップをセットで買った場合:9,090円

差額にして2,574円。

1ヶ月分でこれだけの差があるんだったら、チャップアップで試していったほうが良い気がします。

まとめ(他にイイのがある)

いろいろ調べていくと、ブブカサプリを使うメリットは、成分的にも価格的にもあまりないかな、というのが正直な感想でした。

成分はノコギリヤシが多いボストンのほうが魅力的だし、値段もチャップアップのほうがお得という結果に。

サプリ単体で比較しても、ブブカサプリは5,180円なのに対し、ボストンは4,996円。しかもボストンにはシャンプーもついてくるので、実質的にはもっと安いイメージです。

以上のことから、サプリ単体ならボストン、育毛剤とセットで購入するならチャップアップを推奨したいと思います。