最近、鏡を見るのがおっくうになっていませんか?ハゲてきたと思ったら早めの対処が肝心です。

今回は「発毛効果が日本で唯一認められている」リアップに代表される、ミノキシジル発毛剤おすすめBEST5をご紹介します。

発毛剤と育毛剤は違うの?

「ハゲを治したい」と思ったら、まずは育毛剤と発毛剤の違いについて知る必要があります。今から簡単に説明していきますね。

育毛剤は「毛を育てるもの」

育毛剤とは「生えている毛を育てるもの」です。頭皮の環境を整えることで抜け毛を防いだり、髪の毛の成長をサポートしたりすることが目的です。

作用は穏やかで、即効性はないため、半年間じっくりと育毛に取り組む必要があります。パッケージの裏面には「医薬部外品」や「化粧品」と記載されています。

発毛剤は「毛を生やすもの」

育毛剤に対して発毛剤は「毛を生やすもの」です。毛母細胞を刺激し、休止期となり抜け落ちた後の毛穴から、新たな髪の毛を生やすことができます。

育毛剤と比べると作用は強く、4か月前後で効果を実感することが多いようです。

ハゲてる自覚があるなら発毛剤を使うべき!

「育毛剤」と「発毛剤」では作用が違います。もし、「ハゲている」という自覚があるのなら、「発毛剤」を使ってハゲの進行を防ぎましょう。

実は、日本で「発毛剤」と認められているのは、大正製薬が販売している「リアップ」という製品だけなのです。

「発毛効果が日本で唯一認められているのはリアップだけ」というCMは、誰でも一度は見たことがあるのではないでしょうか。

そしてリアップは「ミノキシジル」を主成分に配合している発毛剤です。でも実は、他にもミノキシジル系の発毛剤は色々あるのです。

そこで今回は、ミノキシジル配合発毛剤に焦点をあててオススメBEST5を紹介したいと思います。

おすすめの発毛剤ベスト5

日本で発毛剤を購入するならリアップですが、実は他にもミノキシジル系発毛剤は色々あります。おすすめ順にご紹介していきます。

1位 ポラリスNR08

ミノキシジル発毛剤、おすすめ第1位は「ポラリスNR08」です。

ポラリスNR08は、アメリカのポラリス社が販売する発毛剤です。NR08の他にもNR07、NR09、NR10、NR11など豊富なシリーズがあります。

ポラリスNR08に含まれるミノキシジルは7%。リアップよりも多く含まれています。単純に考えて、濃度が高いということは、それだけ作用も強くなるということです。

ポラリスの価格と特徴

ポラリス1本(60ml)の価格はだいたい4,500円前後で、リアップよりも安く購入できます。

また、ミノキシジルの他にも、薄毛の原因となる悪玉男性ホルモンDHTを抑制する作用があるアゼライク酸や、銅ペプチドを配合しています。

そして生え際に効果があるとされるリンゴポリフェノール、髪の毛に良い各種アミノ酸やビタミン類も合わせて配合していることが特徴です。

皮脂に近い成分を使ってカプセル化するLiposphere(リポスフィア)テクノロジーを採用しているため、浸透力が高く、有効成分をしっかりと角質層に馴染ませることができます。

また、このテクノロジーのおかげで、アルコールやプロピレングリコールなどの添加物の配合を抑えることが可能になり、頭皮にやさしい使い心地を実現しています。

2位 カークランド

ミノキシジル発毛剤、おすすめ第2位は「カークランド」です。

カークランドは、アメリカのカークランド社が販売しています。ロゲインという発毛剤のジェネリック製品として開発されました。

カークランドに含まれるミノキシジルは5%。濃度はリアップx5と同じです。

カークランドの価格と特徴

カークランド1本(60ml)あたりの価格は、だいたい1,700円前後で、ミノキシジル系発毛剤の中では最安値になります。

なぜここまで安くできるかというと、カークランドがジェネリック医薬品だからです。

ジェネリック医薬品とは「新薬の特許が切れたあとに別の会社から販売される同じ成分を含んだ薬」のことです。ここでの新薬とはロゲインのことを指しています。

新薬を販売するまでには、開発費用や多くの時間がかかります。しかし、ジェネリックなら、すでに新薬で効き目や安全性が確認できているため、 その分安く開発できるのです。

それに従って、製品の価格も安く販売できるというわけです。もちろん、成分は変わっていないので、安いからといって体に悪影響があるわけではありません。

また、カークランドの配合成分はミノキシジルだけ、とシンプルなことも特徴です。

3位 ロゲイン

ミノキシジル発毛剤、おすすめ第3位は「ロゲイン」です。

ロゲインは、アメリカのJohnson & Johnson(ジョンソンエンドジョンソン)社、傘下のマクニール社が販売しています。

先ほども少し説明しましたが、アメリカではこのロゲインがいちばん最初に販売されました。

いわば「元祖ミノキシジル発毛剤」と呼べる製品です。ロゲインもカークランドと同じく、ミノキシジルを5%配合しています。

ロゲインの価格と特徴

ロゲイン1本(60ml)あたりの価格はだいたい3,000円前後です。日本のリアップと比べるとかなり安く購入できます。

ミノキシジルは、もともとアップジョン社(現ファイザー)が高血圧の治療薬として使っていた薬です。その副作用で毛が生えたことから、育毛剤として開発されました。

その後、ファイザー社がOTC事業(一般医薬品)を売却したことから、現在はマクニール社が取り扱っています。

ミノキシジル発毛剤の中でいちばん歴史があり1980年代から販売しているそうです。それだけ長い間親しまれてきたということで、製品としての信頼感があります。

4位 リアップx5

ミノキシジル発毛剤、おすすめ第4位は「リアップx5」です。ご存じ、大正製薬が販売する日本の発毛剤です。

リアップシリーズには、リアップ、リアッププラス、リアップジェットなどシリーズがたくさんあります。また、女性用のリアップリジェンヌも販売されています。

製品によってミノキシジル配合量は違いますが、リアップx5はミノキシジルを5%配合しています。

リアップの価格と特徴

リアップx5、1本(60ml)の価格は税込7,611円。ミノキシジル配合の発毛剤の中では最高値になります。

価格が高いのが難点ですが、日本国内で、日本人向けに開発されているので、他の製品とは安心感が違います。

またリアップx5は、頭皮の環境にも着目し、ミノキシジルの他に発毛をサポートする3つの成分を配合しています。

過剰な皮脂を抑えるピリドキシン塩酸塩、皮脂の酸化を防ぐトコフェロール酢酸エステル、かゆみや炎症を抑えて清涼感を与えるl-メントール。

これらの成分を使って頭皮を清潔に保ち、発毛しやすい環境へと導きます。

また、日本の製品であるリアップは、万が一副作用が起こったときに販売元に相談しやすいという利点もあります。

5位 ミノキシジルタブレット

ミノキシジル発毛剤、おすすめ第5位は「ミノキシジルタブレット」です。この製品は、内服タイプのいわゆる飲む発毛剤です。

高血圧の治療薬としてミノキシジルを含む「ロニテン」のジェネリック医薬品として、5mgと10mgの錠剤が販売されています。

血管の筋肉を弛緩させることで、血管を広げて血流を高める血圧降下剤を、発毛に利用した製品です。

ミノキシジルタブレットの価格と特徴

ミノキシジルタブレット1箱(100錠入)の価格はだいたい3,000円前後です。ミノキシジル発毛剤の中では最も効果が高い製品だと言えます。

ただ、効果が高い分、副作用が起こる確率も高めなのが難点です。実際に、副作用が原因でミノキシジルタブレットの服用をやめた人たちが多くいます。

とくに、心臓や血圧に持病を持っている人は要注意です。もともとは血圧を下げる薬なので、心臓に負担がかかりやすいからです。

そのため、ミノキシジルタブレットを初めて服用する人は、1日に5mgから始めるよう推奨されています。

とは言っても、いちばん起こる可能性がある副作用は「多毛」という症状です。服用タイプの発毛剤のため、体全体に作用し、体中の毛を濃く太くしてしまうのです。

とくに、目立つ部分は指毛や手の甲の毛です。見た目的にも好ましくないですよね。髪の毛が生えると同時に、ムダ毛のお手入れが必要かもしれません。

リアップ以外はどこで買うの?

日本の発毛剤、リアップx5は第一類医薬品です。

医薬品には、医療医薬品と一般医薬品があり、一般医薬品はさらに第一類、第二類、第三類に分類されます。

医療医薬品は、病院で診察を受けて処方してもらう薬ですが、一般医薬品は、薬剤師のいる薬局で問診に答えるだけで購入できる薬です。

そのためリアップx5は、買おうと思えばわりと気軽に買いにいける製品なのですね。

でも、海外のミノキシジル発毛剤は、どうやって買えばよいのでしょうか。それを今から解説していきます。

個人輸入代行業者を利用しよう

実は、海外のミノキシジル発毛剤は個人輸入で購入することになります。個人輸入とは文字通り、海外の製品を個人的に輸入することです。

でも、製品を購入したいけど、輸入なんてしたこともないし、英語も話せない。そんな人たちのために誕生したのが、個人輸入代行業者です。

個人輸入代行業者とは、購入者の代わりに海外から製品を輸入してくれる業者のことで、インターネットの発達とともにその数を増やしています。

個人輸入代行業者は、利用者から代金と住所などの個人情報を受け取り、それを海外の会社に送るという業務を行っています。これにより、誰もが気軽に海外の製品を安く、早く購入することが可能になりました。

個人輸入は危険もつきもの?

ただ、個人輸入代行業者を利用するにあたって、注意するべきポイントがひとつだけあります。それは悪徳業者の存在です。

個人輸入代行業者はインターネットのサイトから注文を受けるのが普通です。

そのため、顔が見えないことをいいことに、偽物を売りつけたり、クレジットカードなどの個人情報を盗んだりする業者が中にはいるのです。

偽物をつかまされないためには、成分鑑定を公開していることや、商品レヴューの数が多いことなどをチェックし、サイトの作りを見て総合的に判断することが大切です。

クリニックでも処方できる

ミノキシジル発毛剤は、日本のクリニックでも処方してもらえます。

AGAクリニックの中には、ミノキシジルやフィナステリド、亜鉛やビタミンなどを混ぜて作った独自のミノキシジルタブレットを処方しているところもあります。

発毛はもちろん、脱毛の原因まで一緒に抑えることができるので、薄毛の原因を幅広くカバーすることが可能になるのです。

また、一度に服用できるため、手間がかからないことや、価格を抑えられることもメリットだと言えます。

リアップ(ミノキシジル)の副作用をチェック

良い事ばかりに思えるミノキシジル発毛剤にも、しっかりとデメリットがあります。それは副作用の危険性です。

ここからは、ミノキシジル発毛剤を使うことで起こり得る副作用について説明していきます。

ミノキシジルの主な副作用

ミノキシジル発毛剤は、効果が強い分、皮膚に与える刺激も強めです。そのため、頭皮の赤みやかゆみ、ほてり、発疹などが多く報告されています。

また、動悸やめまい、立ちくらみ、むくみなど、体に与える影響も少なからずあるようです。

とくに内服タイプでは、動悸、心膜炎、多毛症、髪の色の変化などに注意が必要です。また、血流が良くなるせいか大量に汗をかく人もいるようです。

副作用を回避するためには?

これらの副作用を少しでも回避するために出来ることはあるのでしょうか。医薬品は効果が高い分、副作用が起こる可能性も少なからずあります。それを防ぐための方法は主に二つあります。

一つ目は「少ない量から始める」こと。頭皮に塗布するタイプも、服用するタイプも、ミノキシジルの含有量が多ければ、それだけ体へ強く作用するということです。

なので、塗るタイプならミノキシジル1%から始め、服用タイプなら5mgをピルカッターで半分に割り、2.5mgから始めてみましょう。

そして二つ目は「クリニックで処方してもらう」こと。患者への影響を見ながら、最適な量に調節してもらえるでしょう。

おすすめミノキシジル発毛剤まとめ

日本のミノキシジル発毛剤といえばリアップですが、海外に目を向けてみると本当にたくさんの種類があることが分かります。

同じミノキシジル発毛剤でも、配合成分に工夫がしてあったり、濃度が違ったり、価格が安かったりと製品の特徴はそれぞれ違います。

何を重視するかは、消費者であるあなた次第。自分にとって最適なミノキシジル発毛剤を見つけてみてくださいね。