リアップ(塗るミノキシジル)の副作用で多毛症の報告はない!

ミノキシジルの副作用で、「多毛症」というのがよく聞かれます。しかし、これはどうやらタブレットの話であって、塗るタイプ(リアップ)ではなさそうです。

リアップの説明書にも、毛が濃くなるといった注意書きはありません。

もともと血圧降下剤としてミノキシジルを使っていた人たちの毛が濃くなってきたために、「これは発毛の薬として使えるのでは」と方向転換されたわけですから、ミノキシジルの副作用として多毛症があってもおかしくはありません。

しかし、塗るタイプは大部分が局所(頭皮だけ)に作用するので、体のあちこちに毛が生えてくるといったことはないのです。ただ、頭皮の毛母細胞とその周辺は特に血管が拡張され血行が良くなるため、髪の毛に近い場所(たとえば額や目の周りなど)で産毛が濃くなったという人は実際いるようです。

ミノキシジルタブレットの副作用で多毛症の報告はありあり!

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そのかわり、タブレットは体のあちこちに毛が生えてくる可能性があります。体内に入ったミノキシジルは、血液の中を流れて、全身に運ばれるからです。

ミノキシジルタブレットは言ってみれば、「飲む育毛剤」です。体中の血行がよくなり、体中の毛母細胞が刺激されているのです。

岡村隆史さんも体毛ががが

プロペシアとミノキシジルタブレットで薄毛治療をしていると噂のナイナイ岡村隆史さんも、オールナイトニッポンで次のようなことを言っています。

矢部「毛が濃くなってない?」
岡村「毛むくじゃらさんていうか…」
矢部「頭髪の毛の治療で、他の毛にも反応を示しているん?眉毛がわーって生えている感じがする」
岡村「眉毛が我修院さんみたい(笑)あれ、眉毛こんなに濃かったっけ?と思って、すぐメイクさんに、眉毛こんなに濃かったかな?って聞いてん。あわてて、眉毛をカットしたけど。最近は恐い。あれ、オレ、こんなところに毛があったか?って。指の毛、こんなに毛が濃かったかって。分からへんねん。あれ、こんなところに毛が生えていたかな。ケツ毛が増えているねん」
矢部「一番、最初に気づいたのは、うちのヨメ。岡村さん、全体を見て、なんか濃くない?って」
岡村「ショーン・コネリーの方へ向かっている。岡村コネリーになっているちゃうんかと思ってる。頭皮以外にもし生えてきているなら、申し訳ないけど、ヨーロッパスタイルというか、ちょっと全身脱毛せんと」
矢部「大変やな」
岡村「矛盾しているけど。ここからは緊急特番や」
矢部「あそこは?」
岡村「ケツ毛ボーボー。欧米スタイル。喜びもあるし悲しみもある。生え際も産毛みたいなのが、すごいきている。」
岡村「ヒゲも濃くなっている。今、ひげ剃り、6枚刃。手の甲の毛、ここもこんなに毛が生えていたかなって。まつげも、伸びているし。産毛がおでこの生え際に生えてきているし。ケツ毛カットしなくちゃ」

「眉毛やひげ、指の毛、おしりの毛までボーボーになってきた」と告白しています(^^)/

多毛症の被害に合われている方の声

ネットで検索してみると、多毛症という副作用は結構あるみたいです。実際の内容は以下の通り。

育毛には絶大な効果があったのですが、逆に顔全体にムダ毛が生えてきてしまい、太い毛が体全身に生えて、顔も剃っても剃っても青くなるほどになってしまった。
最終的には脱毛サロンで多額の費用を払ってそれを除去することに…

使ったのは1ヶ月くらいですが、2週間した頃から、腕の毛が明らかに濃くなって、それから1週間後に今度は胸の部分にまで毛が濃くなっていきました。
さらに使い続けたら明らかに髭が濃くなり、ほほの部分にも相当濃い体毛が生えていることがわかりました。多毛症の状態になってしまうと、その状態を戻すのには相当時間がかかり、私の場合は髭を抜いたりしていました。薄い状態に戻るまでにはまだ時間がかかりそう。

中には「まつげがふさふさでうらやましい」と女性から言われて嬉しかったという声もありましたが、ほとんどの人がやっかいな副作用と捉えているようです。

どれくらいの確率で多毛症になるかは明らかなデータがありませんが、心臓や血圧に関する副作用よりは多いようです。我慢できるといえば我慢できてしまう副作用ですし、体毛が濃くなったと気づかない(気にしていない)人もいるでしょうから、意外と多いのかもしれません。

副作用が多毛症程度なら安心!と思ったら大間違い!

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「多毛症程度なら、特に気にしない、薄毛よりはましだ!」とミノキシジルを使い続けるという人もいるでしょう。しかし、安心しないでください。ミノキシジルはリアップのような塗るタイプならまだしも、タブレットは肝臓で代謝され、全身へその成分が流れています。

その証拠に体のいろいろな場所の毛が濃くなっているわけです。確実に肝臓には負担をかけていますし、心臓にも影響が出ていないとは言い切れません。

また毛のサイクルを考えればわかりますが、多毛症になったからと言ってミノキシジルを止めればすぐ元通りに毛がなくなるとは限りません。そして、ミノキシジルを中止すれば髪の毛もまた、元の薄い状態に戻ってしまうのです。

まとめ

発毛した状態を維持するためには、ミノキシジルを使い続けなければいけません。これから先ずっとミノキシジルを使い続けるということは、多毛症だけでなく、他の副作用も気にしながら、一生を生きていくことになります。

もう半年使って何もないのだから、自分は大丈夫だろうと思うかもしれません。しかし、加齢とともに体の代謝は確実に落ちます。食生活や置かれている環境が変われば今よりストレスが強くなるかもしれません。

そういうきっかけとともに、多毛症をはじめとする副作用が突然出てくることもありえるのです。薬治療をするか、安全な天然成分で治療をするか、育毛を始める前にしっかり検討する必要がありそうですね。