心臓バクバク！ミノキシジルで動悸がヤバイ！？

はじめに

ミノキシジルには外用（頭皮に塗布する）と、内服（タブレット）があります。外用でも内服でも、心臓に関する副作用がいくつも報告されています。

内服ならまだしも、頭皮に塗るだけなのに心臓が痛くなったりするの？と思う人もいるかもしれませんが、それだけ体への影響（負担）が大きいのです。

リアップの心臓に関する副作用

厚生労働省の発表

大正製薬から発売されているリアップに、心臓に関する副作用の記載があります。ご存知のとおり、リアップシリーズにはミノキシジルが含有されており、すべて頭皮に直接塗布する外用剤です。

厚生労働省は日本で認可されている医薬品について、定期的に「医薬品等安全性情報」という副作用に関する情報を発信していますが、この「医薬品等安全性情報」（1999年11月発信）に、リアップの心臓についての副作用情報があります。

大正製薬のコメント

これを受けて、大正製薬はコメントを発表しています。

しかし、すべてがすべて、因果関係がないときっぱり断定できていません。

そのため、リアップの説明書には「心臓や腎臓に影響を及ぼす可能性があるので、使用する前に医師や薬剤師に相談すること」といった記載になっています。

断定できなかったための記載なので、どう捉えるかは個人の問題ですが、リアップを使用する際には動悸、胸痛が起こるかもしれないというリスクは頭に入れておくべきでしょう。

ミノキシジルタブレットの心臓に関する副作用

外用でも心臓に副作用が出る可能性があるのですから、タブレット（内服）になれば、さらにその発現率は高くなると考えられます。

ミノキシジルのタブレット(通称：ミノタブ）は、日本では認可されていませんので個人で輸入することになりますが、服用者から心臓に関する副作用の声が多数上がっています。

ミノタブの副作用報告例

ミノタブで心臓破裂！

また、毒性試験（動物実験）ですが、高用量のミノキシジルを投与された犬の心筋肥大になり破裂した、との結果が出ています。心臓破裂です……
【参考サイト：http://www.jschr.org/dansei01.htm】

人間が服用するミノタブの20倍や30倍以上といった量での試験ですから、そこまで怖がる必要はありませんが、心臓への負担が大きいという認識は持っていたほうが良いと思います。

ミノタブを承認している国はない

さらに、ミノタブを育毛剤として承認している国はありません。承認しているのはミノタブではなく、外用剤のミノキシジルです。

AGAで悩んでいる人に漬けこむかのように、ミノタブで髪が生えると豪語しているサイトも多々ありますが、よく検討しましょう！薄毛治療薬の中では、一番危険な薬です。

まとめ

リアップにしろ、ミノタブにしろ、ミノキシジルが心臓へかなりの負担をかけるということは周知の事実です。

使うか使わないかは個人の判断になりますが、健康を害してまで髪をふさふさにしたいと本気で思っている人がどれほどいるでしょうか。

いま健康に自信がある人ならまだしも、すでに心臓に不安がある人は他の選択肢（育毛剤）も考えてみてください。