ポリピュアEXは2007年の発売開始以来、約10年にもなる販売実績を積み重ねたロングセラー育毛剤。売り上げが低迷することもなく、人気ある育毛剤ですね(^^)

そのポリピュアEXですが、「副作用はどうなんだろう?」と疑問に思っている人もいるでしょう。ロングセラー商品なので大丈夫な気もしますが、念のため検証してみます。

ポリピュアEXの副作用情報は?

ごく一般的に、体に作用するものには副作用もあって当然なのですが、育毛剤も例外ではありません。ミノキシジルやフィナステリドなど効果が高いものは、それなりの副作用もあるというのが多くの人の認識でしょう。

一方では、天然成分が主体で作用がおだやかな育毛剤では、副作用の心配がないといわれます。そしてこれがセールスポイントにもなっています。

そしてポリピュアEXは、後者の天然成分が主体の育毛剤。

ポリピュアEXは天然成分が主体

主な有効成分はバイオポリリン酸、チョウジエキス、グリチルリチン酸ジカリウム、ニンジン抽出液など。

バイオポリリン酸

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海に由来する酵母から抽出されたポリリン酸。毛根を活発にし、それを維持します。

ポリピュアEXの看板的なこの成分は、人間の組織細胞内にも存在する物質なので副作用の心配はありません。

チョウジエキス

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脱毛の原因になるDHT(ジヒドロテストステロン)が作られるのを抑えて脱毛を防ぎ、髪の毛の成長期を延長して、太く長い毛の成長を促します。

グリチルリチン酸ジカリウム

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甘草(カンゾウ)からの抽出物で、頭皮の炎症を抑えて毛の成長環境を整えます。

ニンジン抽出液

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この成分もポリリン酸と同じく毛根周辺の毛母細胞に働きかけ、細胞分裂を活発にします。

ポリピュアEXのその他の成分も強い作用を持つものはなく、有効成分では副作用を起こすものは見当たりません。

医薬部外品だから副作用はない?

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ポリピュアEXは、区分としては医薬部外品。この区分は効果は認められていて有効成分も表示できますが、その効果は「期待できる」程度のゆるやかなもの。このため、副作用も起こりにくいとされています。

そして、アレルギーについては、AMA Laboratories,INC.(NY)に委託してアレルギー試験(ヒト感作試験)が行われていて、その結果アレルギー反応は起きなかったとされています。

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この検査は実際に成分を皮膚に貼るなどして反応を見るもので、ほぼ副作用のチェックになります。このときはアレルギー反応は起きなかったようですが、いつどんな時でも起こらないという保証ではありません。

アレルギー反応は個人差が大きく、使用する人の体調によっても起きる可能性は十分に考えられます。

モンドセレクション7年連続金賞!

モンドセレクションはお菓子やビールのCMでもよく耳にしますね。食品だけでなく健康関連商品に対する「国際的な民間団体の認証」です。

ポリピュアEXは金賞を7年連続で受けています!

認証については、原材料、衛生面、効果、使用感などが審査基準とされています。金賞に認証されたことで、効果が客観的に認めらたことが注目されています。

この認証で一定の効果が認められ、そのうえ副作用も起こりにくいという育毛剤がポリピュアEXです。副作用はないが効果も弱いといった育毛剤とは一線を引く存在価値を持っています。

安全性についてチェックしてみる

育毛剤というものは、含まれる成分によっては刺激が出る場合があります。個人の体質、体調に左右される部分もありますが、全体的な安全性を確認してみます。

石油系の成分は?

育毛剤に含まれる石油系成分は保存・保湿目的で含まれます。ポリピュアには、1,3ブチレングリコール(通称BG)が含まれます。

一般的に保湿剤として使われるグリセリンよりもべたつきが少なく、抗菌作用があって防腐剤としても有効で、刺激もなく、頭皮の荒れなどの心配もありません。香りやビタミンCの保護作用もあり、化粧品にはよく使われます。

他には有効成分を浸透させやすくする界面活性剤として、石油系の成分が育毛剤によく使われますが、この成分は皮脂の正常なバランスを崩し、頭皮の荒れや炎症につながります。

ポリピュアEXは石油系の成分は含んでいません。

添加物はどうなの?

ポリピュアEXには香料、着色料などの添加物は含んでいません。

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香料や着色料は多くの育毛剤につかわれていて、アレルギーの原因を起こす可能性があります。発生頻度は香料0.12%、着色料0.58%と頻度の高い数値ではありませんが、保存料0.02%よりは若干高め。

添加物はアレルギーや刺激が起こる可能性があるので、敏感肌、乾燥肌などの人は無添加の方が安全ですね。

ポリピュアEXには品質保持のためにフェノキシエタノールが含まれます。保存料の一種ですが、刺激が少なくパラベンに代わるものとして使われます。酸化によって品質が劣化するのを防ぎます。

ポリピュアでは使っていませんが、防腐剤としてはパラベンがよく使われています。これもアレルギーを起こす原因になり、食品などでは慢性毒性が心配されます。化粧品や育毛剤では、パラベンフリーの商品も増えています。

実際のところ副作用は出ているの?

ネットサイトを見ると、タイトルには副作用があるらしい表現があります。ところが中身は、「何の副作用も出なかった」というものばかり。ごくたまに頭皮が荒れたなどという意見が見られるぐらい。

2chにも不具合があったという書き込みは見当たりません。ここは何か不都合なことがあると容赦なくたたかれるのが普通ですが、これだけ何も書かれないということは本当に何もないのかもしれませんね。

また、販売元によると、1年に1~2人ほど肌の違和感を訴えてくるとされます。原因ははっきりしませんが、溶剤として使われているエタノール(アルコール)に対する頭皮の違和感ではないかとの見解です。

湿疹とかかぶれではなく違和感とのことなので、アルコールに敏感な人が消毒用のアルコール綿に反応する程度のものでしょうか。いずれにしても副作用と呼べるほどの症状が出ているとは確認できませんでした。

安心するのはちょっと待って!

ポリピュアEXには、特に心配されるような副作用は起こっていないようですが、成分の中には気になるものも……

植物成分はアレルギーに注意

まずチョウジエキスのような植物成分ですが、植物・天然=安全と思うのは危険です。天然素材にも毒性のある物質はたくさんあります。

しかしもちろんポリピュアには毒性のある物質は含みません。

また植物由来の成分の中には、アレルギーを起こすものがたくさんあります。植物アレルギーの体質の人であれば、ポリピュアの成分で痒み・湿疹、かぶれなどを起こすことが十分考えられます。

フェノキシエタノール(アルコール)に注意

また、保存料として含まれるフェノキシエタノール(アルコール)は、お茶の玉露に含まれる強い殺菌作用がある成分。肌に対する刺激は少ないながら、蒸発すると喉に悪影響があるとも言われます。

喘息など呼吸器に問題がある人は要注意。

天然成分のためパラベンより安全性が高いというイメージがあり、近年よく使われています。とはいうものの、殺菌力が強いことから1%以内の含有量に制限されてもいます。実はパラベン同様、悪影響には注意したい成分です。

ポリピュアEXには副作用あり!

ポリピュアEXは、基本的には副作用は少ないはずです。実際、何らかの副作用が起こったという報告も見当たらないので、起こる頻度はゼロに近いといってもいいでしょう。

ですが、可能性はゼロではありません。

植物アレルギーやアルコールに対する感受性が高い人はたくさんいて、今まではそういった人がポリピュアを使わなかっただけのことでしょう。あるいは報告しなかっただけかもしれません。

注意書きにも書かれているように、かぶれ・かゆみ・赤み・痛み・腫れなどが起こる可能性は確かにあります。もし出たときは使うのをやめて、ポリピュアを持って皮膚科へ急ぎましょう。

ポリピュアEXの公式サイト ⇒