CMでバンバン宣伝しているリアップ!確かに発毛効果が実証されています。

出典元:http://www.taisho.co.jp/riup/riupx5/data/

約6ヶ月の投与で約9割の人に、改善が見られているんですね。

そんなリアップですが医薬品です。ということは、もう少し安いジェネリックがあるんじゃないの?っていうところで調べてみました。

日本(国内)にリアップのジェネリックはない

結論から言うと、リアップのジェネリックはないんです。

先発の医薬品で承認されながら、後に続くジェネリックが出てきません。

1999年にリアップが承認されて以来、大正製薬の独占状態が続いています。7,000円以上の価格で高いんですが、安いものを選ぶ選択肢は今のところありません。

国内ではリアップの発売時に、主成分「ミノキシジル」の副作用が問題になりました。その影響で、ミノキシジルの新薬(=ジェネリック)は認可されにくくなっていると言われています。

あえてその困難に挑戦する製薬会社が出てこないのが、ジェネリックがない理由のようです。

海外にはリアップよりコスパがいい製品がある

国内でのミノキシジル配合の育毛剤は、リアップの独占状態が続いています。ジェネリックは出ず、価格も高いままで安定してしまいました。

でも、海外に目を向けるとリアップよりはるかに安いし、成分内容もいいものがたくさん見つかります。

ロゲイン

リアップがお手本にしたミノキシジル育毛剤です。アメリカでミノキシジルの発毛促進作用が認められ、これを使った育毛剤としては世界で初めて発売されました。

リアップ同様、ミノキシジルの濃度は5%です。女性用もありますが、こちらの濃度は2%と、リアップ女性用の1%に対して倍の濃度になっています。

リアップはロゲイン製造元のファイザーから、国内での製造販売権を導入して作られたという経緯があります。

国産ロゲインとか、海外版リアップという表現も見られます。でも、実質的にリアップはロゲインのジェネリックともいえる関係ですね。

海外では市販されていますが、国内ではリアップとの関係上未承認で、市販、通販ともされていません。

カークランド

この育毛剤は1988年にFDA(アメリカ食品医薬品局)から、ロゲインのジェネリックとして承認されました。リアップよりはるかに長い販売実績を持ちます。

ジェネリックなので、当然ながら成分はミノキシジル5%です。ロゲイン、リアップ同様の効果が望めます。ただし、女性用など、濃度5%以外の種類はありません。

この名前はアメリカの量販店コストコのPB(プライベートブランド)であり、この育毛剤の製造会社名であり、コストコの旧本社所在地名という、実にややこしいものです。

カークランドは、日本で医薬品として承認されていません。なので、国内大都市近郊にあるコストコの店頭でも、買うことはできないんです。

ポラリス

ポラリスもミノキシジルが主成分ですが、濃度は5%が最低で、最高は16%まで5段階あります。16%というのはポラリス以外に例がない、最高レベルの濃度です。

ミノキシジルは一般的に、濃度が高くなるほど作用も強くなるといわれます。自分の薄毛の程度により、また、副作用の現われ方により5段階から選べるのが大きな特長です。

そして、濃度の違いによって、それぞれに特徴的な育毛成分が豊富に配合され、効果についても高い評価が得られています。

例えば、脱毛ホルモンDHTの生成を抑えるアゼライク酸。ミノキシジルと併用するとAGA(男性型脱毛症)を効率的に改善できます。

特にポラリスNR-10、NR-11にはこの作用がより強力な、フィナステリドが配合されています。

ミノタブ

ミノタブは略称。正式にはミノキシジルタブレットで、ロニテンのジェネリックです。

ミノタブは内服薬です。吸収されると血流に乗って直接毛乳頭に届き、毛根を活性化します。外用に比べて作用時間が長くなり、効果がより高くなることが望めます。

実はこの薬、育毛剤として認められているわけではないんです。あくまで本来の血圧降下剤として承認されています。その副作用の多毛を、薄毛の人たちが転用しているだけ。

にもかかわらず発毛促進が高く評価され、薄毛治療薬として広く使われているのが現実です。承認されない理由は危険な副作用なので、この点だけは気に留めておくべきでしょう。

リアップと海外製品を価格比較したらボロ負け

リアップと、海外製の育毛剤4種についてコストを比較してみます。

リアップx5 ロゲイン カークランド ポラリスNR08 ミノタブ
容量 60ml 60ml 60ml 60ml 100錠
販売本数 1本 2本 2本 1本 1箱
販売価格 7,611円 6,008円 3,358円 4,480円 2,977円
一日あたり 253円 100円 55円 149円 30円
月間費用 7,847円 3,100円 1,705円 4,619円 910円
年間費用 92,345円 36,500円 20,075円 54,385円 10,950円

海外製はこんなに安い

カークランド

まずカークランド。外用育毛剤では1日分の最安で、ロゲインの半分強です。先発薬とジェネリックの関係なので、そんなものでしょう。

月額だと1,705円。この安値はもはや育毛剤の値段じゃないですね。

ポラリス

ポラリスNR08はミノキシジル濃度が7%、DHT抑制のアゼライク酸も5%と高い濃度です。ポリフェノール、銅、アミノ酸もプラスされ、価格はロゲインの1.5倍。

でも、この充実度なら1.5倍は納得です。ただ、これも比較の問題です。月額4,619円はかなり安い育毛剤のレベルで、決して高い価格ではありません。

ロゲイン

そして、ロゲインの価格は月額3,100円。カークランドとポラリスのちょうど中間ですね。成分的に見てもそんなもの。この価格はお得で納得できる金額です。

ミノタブ

これだけが内服薬で、他とは毛色が違います。でも、一目でわかる安さが際立ちます。1日30円、月額930円とは、ビタミン剤より安いですね。

年間費用の10,950円は、リアップ+ロゲインに相当。しかも最高レベルの発毛効果が期待できます。

リアップばかりがなぜ高い

それにしても、リアップの価格が高い(月額7,843円)のは突出しています。ミノキシジル単剤なのに、なぜ?

最初にファイザーに払った製造販売権料が、よほど高かったんでしょうか。

それにしても長年高値で売り続け、十分潤ったはず。一向に下がらないのは、国内に競争相手がいないせいかもしれません。

内容的にはロゲインやカークランドと同じです。ミノキシジル5%に国産も海外製もないのに、とにかく高いの一語ですね。

ミノキシジル配合の海外製品はどこで買える?

今回比較の対象にした海外製品は、全部国内での医薬品の承認がありません。このため、通販はもちろん市販もされていません。

クリニックで処方してもらう

入手方法ですが、ロゲイン、カークランド、ミノタブはAGAクリニックで処方されています。診察料不要で薬代だけのところも。

ポラリスを処方するクリニックは少ないようです。高濃度ではかぶれなどが起こりやすいし、皮膚科学会の推奨が5%のことも影響しているようですね。

高濃度の外用薬は避けて、ミノタブを使うのが主流です。

個人輸入する

海外製品を購入する場合、ほとんどの人が手軽な個人輸入代行会社を利用しています。

個人輸入といっても、通常のネット通販と変わらない手軽さで利用できます。

ネット上には大小さまざまな代行会社のサイトがありますが、選択基準は価格より信頼性です。業歴が長い大手を選ぶと何かと安心です。

特に育毛剤など、医薬品関連の取扱いでは次のような大手サイトがあります。なお、この記事に使用した価格は、すべてオオサカ堂の価格です。

  • オオサカ堂
  • オオサカ堂と同系列のJISA、オランダ屋
  • アイドラッグ
  • ベストケンコー
  • くすりエクスプレス
  • あんしん通販薬局

海外サイトですが、アメリカの通販大手で薬・サプリの扱いが多い、iHerbの利用者も近年増加する傾向にあります。

トラブルの対応やセキュリティ対策、偽物対策、配送体制、問合せ対応、ポイント・割引制度など、チェック項目はたくさんあります。

よく見極めたうえで業者を選びましょう。

個人輸入代行サイトを利用するのはリスクあり

個人輸入サイトは通販サイトと同じように利用できますが、国内とは違ったリスクも隠れています。

厚生労働省は海外製医薬品のリスクについて、以下のような点を警告しています。それを知ったうえで利用して、トラブルを未然に防いでくださいね。

品質基準が違う

海外で作られた製品は、国内品のような管理体制の下で作られたものとは限りません。

国内品は薬事法の規制を受け、品質・有効性・安全性について厳格にチェックされています。

海外製はこれらの基準が違うばかりか、基準とのチェック自体がなされないまま、国内に入ってきていることも珍しくありません。

効果効能が嘘・誇大かも

国内品では、効果効能を謳う場合も薬事法の規制を受けています。表示は信じてもいいものなんですが、海外製品はそうではありません。

根拠のない効果や効能が表示されていることは、普通に見られます。製造国の基準で認められていない表示でも、規制されずにそのまま入ってきます。

効能書きが全くのウソである可能性も十分あるんです。

半分近くが偽物だった

厚生労働省がネットサイトで購入したED治療薬を調査したところ、40%が偽物でした。

不純物が混入していたり、全く違う成分や有効成分がゼロの薬もあったそうです。

出典元:http://www.no-fake-drug.com/contents.html

正規品に見せかけて色や形を本物そっくりに作ったり、違う薬をジェネリックだと偽って紛れ込ませるなどの手口で偽物が送りこまれてきます。

こんな薬の多くは不潔な場所で作られ、不純物などによる健康被害も起こっています。

もしそうなっても、国産なら適用される救済措置が受けられず、成分がわからないので治療も困難。場合によっては命に係わる可能性も出てきます。

まとめ

リアップのジェネリックは国内にないけど、海外に似たような(いや、それを上回る)ミノキシジル配合育毛剤がありました。

ただ、気軽に入手できるものではないですね。個人輸入代行サイトを利用するリスクを背負って入手する必要があります。

利用者は多く、特に大きなニュースにもなっていませんが、政府が注意を促しています。利用する・しないは、十分検討した方が良さそうですね。

医薬品なので、「副作用のリスク」に加え、「ニセモノのリスク」「健康被害のリスク」がプラスされるということです。