M字ハゲになる理由(生え際ハゲ含む)
抜け毛の原因物質であるDHTの影響を受けやすい
M字ハゲの要因は、DHT(ジヒドロテストロン)と呼ばれる物質がM字部分に大量に分泌されているからです。
これは毛乳頭付近に存在する5αリダクターゼ(還元酵素)と、男性ホルモン(テストステロン)が結合して生まれます。
「5αリダクターゼ」は年を重ねるごとに増えていく悪性の酵素。
10~20代の若い男性はほとんど発生していないため、薄毛になる可能性が低く、30代頃から発症する確率が高まって薄毛を引き起こします。
血管が細くなり、その分髪に栄養が届きにくくなる
血管は歳を重ねるごとに少しづつ細くなっていきます。中高年は血管にまつわる病気(脳梗塞、急性動脈閉塞、血栓症)にかかる確率が高いことからも分かります。
もともと細い毛細血管がさらに細くなると、体に様々な影響が出てきます。
その一つが抜け毛!
髪の毛には毛乳頭と呼ばれる栄養の出入り口があり、ここは毛細血管と繋がっていて、血管から送られる栄養素を吸収する大事な部分。
毛細血管が細くなった分、毛乳頭に送られる栄養も減少し、結果的に髪の毛が細くなり抜け毛につながります。
血管が細くなると、送られる栄養の量が全然違うので、髪の毛の成長に大きく影響してきます。
皮脂の過剰分泌により、頭皮状態の悪化が原因
皮脂の過剰分泌はM字部分が薄毛になってしまう要素の一つ。
人間の体には、皮脂腺と呼ばれる汗の出口があり、体のあらゆる部位に存在しますが、最も密度が高いのが額や顔面。
他の部分は皮脂腺が1c㎡あたり100個以下に対し、額や顔は1c㎡あたり400~900程度もあるので汗をかきやすいのです。
【出典元:
http://d3agasatigaa5a.cloudfront.net/contents/pdf/SkinBeautyDic1208_120814.pdf】
例えば、ニキビは腕や足に比べ、顔にできることが多いですね。これは皮脂腺から排出される皮脂が顔にたまりやすく、それが炎症を起こしてニキビになるということ。
適度な皮脂は保湿となりますが、大量に分泌されるとニキビの原因に!
額の皮脂を放っておくと、抜け毛の原因にもなります。
ボストンがM字ハゲに効果が期待できる理由
DHTにはノコギリヤシ&イソフラボン
「ノコギリヤシ」と「イソフラボン」には、DHT抑制効果があります。
ノコギリヤシの効果
ノコギリヤシは、前立腺障害を治療する効果があり、アメリカでは膀胱障害や、尿道障害が起こった時の治療に使われています。
【出典元:http://www.indena.com/pdf/sabalselect_jp.pdf】
軽~中等度の前立腺肥大症の原因は、「5αリダクターゼの増殖」。
5αリダクターゼは前立腺だけでなく頭部にも存在するので、それを応用すれば、薄毛の原因物質である酵素を除去することができます。
イソフラボンの効果
そして、イソフラボンにもDHT抑制効果があります。
奈良県立医科大学泌尿器科学教授の平尾先生によると、「健常者にイソフラボンを投与すると、Daodzein(ダイゼイン)とEquol(エクオール)の血中濃度が上昇し、DHTが減少する傾向が見られる」と記されています。
【出典元:http://mens-health.jp/pdf/MHS_2011annnai.pdf】
ダイゼインというイソフラボンの一種が、人間のエストロゲン受容体に作用します。エクオールは腸内細菌によって代謝され、イソフラボンが変化したもの。
この2つの物質の血液濃度が高いほど、DHTを抑制!
血行不良にはアルギニン&ヒハツエキス
アルギニンの効果
「スーパーアミノ酸」とも呼ばれるアルギニンは、アミノ酸の一つで、消化吸収作用が大きいことが特徴。
アルギニンは吸収され脳の視床下部へ流れると、成長ホルモンの分泌を促します。
【出典元:http://homepage3.nifty.com/silver_sakai/health/health4-2.pdf】
その結果つぎような作用が期待できます。
- 肌のハリやツヤが出る
- 血糖値上昇を抑制する
- 血液がサラサラになる
- 解毒作用がある
老化防止や血行不良改善に効果があり、多くのサプリメントに配合されています。
ヒハツエキスの効果
ヒハツエキスは、コショウ科の植物で香辛料として使用されています。
血行促進を与え、体温を上昇させる効果があります。
血行不良の原因となっている、むくみの症状がある人にヒハツエキスを投与すると、下腿(ふくらはぎの部分)体積の減少効果があることがわかっています。
この検証では下腿部分の調査でしたが、体全体の血流促進作用が期待できます。
頭部付近の毛細血管にも良い影響を与え、抜け毛抑制に役立つということ。
皮脂にはノコギリヤシ
皮脂の過剰分泌を防ぐのにも、ノコギリヤシが有効!
ノコギリヤシはDHT抑制作用だけでなく、皮脂の過剰分泌を抑制する作用も期待できます。
男性が汗っかきで皮脂分泌が多いのは、皮脂腺の数の多さと男性ホルモンの分泌によるもの。
ノコギリヤシには、男性ホルモンのバランスを整える作用があるので、皮脂の過剰分泌が行われている状況を改善してくれます。
その他の強力成分
フィーバーフュー
フィーバーフューは、パルテノライドという成分が入っていおり、もともと痛み止めとして使用されていた成分。
脱毛症の改善にも効果があると、日本抗加齢学会が発表しています。
【出典元:http://www.paruteno.com/page_1.html】
人によっては副作用の影響が懸念され、特に妊娠中の女性や抗疑血剤を使っている人は、服用を控えた方が良いでしょう。
イチョウ葉エキス
イチョウ葉エキスは単純にイチョウの葉だけを抽出したものではなく、フラボノイドなど様々な成分を化合して作られたエキス。
毛細血管の拡張作用があり、高齢者の脳梗塞や動脈硬化予防として使用されることもあります。
安全性が高く副作用がないので、サプリメントとして摂取されています。
フランスなど海外では医薬品として使われ、血行不良を改善するのに、効果がある成分の一つとされています。
コラーゲンペプチド
コラーゲンペプチドは、コラーゲンをペプシンという酵素で分解し分子を小さくしたコラーゲンのこと。
吸収性が高く、健康補助食品やサプリメントとしてよく利用されています。
コラーゲンペプチドを体内に摂取すると、肌の生成に関わっている線維芽細胞が活性化し、肌のコラーゲンやヒアルロン酸が作られます。
その結果、肌が引き締まったり、きめ細かい状態をキープしてくれます。
肌が引き締まると、アレルゲンなどの刺激を受けないため角質層が安定します。
皮脂が正常な状態をキープできると、毛穴に皮脂が溜まらず、薄毛になりにくいというわけです。
リジン
リジンは必須アミノ酸のことで髪の原料ともいえる成分。タンパク質の中に含有されており、体のホルモンや組織修復に役立っています。
髪の毛を生成するときにタンパク質が不足すると、髪が太くなりません。
髪の成分となるケラチン生成に必要ですので、定期的に摂取しましょう。
まとめ
ボストンには様々な成分が含まれていますが、中でも一番効果が期待できるのは「ノコギリヤシ」。
薄毛対策に万能!といえるノコギリヤシを摂取しましょう。
M字ハゲ対策にはなんといってもDHT抑制が最重要課題です。
その対応策として、ノコギリヤシがたくさん入ったボストンはおすすめです。
育毛に効果を発揮するために必要な摂取量は320mg。ボストンは、育毛摂取量の理想に近い300mgが配合されています。
育毛剤と併用することで、M字薄毛回復効果が期待できそうです。