薄毛を改善する効果が高いミノキシジルですが、その反面、副作用があります。

副作用の1つとして、肌荒れ、ニキビ。

皮膚の状態が悪くなる副作用は、薄毛の改善には不都合。頭皮の状態が悪いと、毛の成長が止まってしまう恐れもあります。

ミノキシジルで起こる肌荒れの原因や対策についてお伝えします。

肌荒れはミノキシジルのせいなのか?

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ミノキシジルの使用中、肌が変化して肌荒れやニキビができはじめます。範囲が頭全体に広がったら、抜け毛が増える原因になりかねません。

これはミノキシジルの作用と関係があるものでしょうか?

ミノキシジルはもともと高血圧の治療薬として作られた薬で、その作用は、血管を広げて血液の流れをよくし、血圧を下げること。

血流増加により頭皮への栄養や酸素の供給がよくなり、髪の毛の成長が促されます。この血流改善が肌荒れに結びついていると考えられます。

副作用は他に、低血圧や動悸など循環器系の症状もあります。

ミノキシジルが皮脂の過剰分泌を促す

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ミノキシジルが血流を改善する作用は全身に及びます。

体中の血管が広がって、皮膚の細胞の働きが活発になり、盛んに細胞分裂を繰り返します。皮膚の皮脂腺の働きが活発になり、皮脂をたくさん分泌。

頭皮の皮脂は顔の2~3倍!多すぎる皮脂が毛穴をふさぎ、雑菌が増殖して不潔になり肌荒れを起こします。また、かゆみが起こることも。

皮脂の過剰が菌を増殖させる

r160824_1【出典元:http://www.skincare-univ.com/t/1101-pimple/

アクネ菌は主に顔、マラセチア菌は頭皮、胸、背中などに多く住みます。これらの菌自体はニキビがない人の肌にも常に存在している「常在菌」であり、この菌がいるだけでニキビになるわけではありません。

アクネ菌は皮脂をエサとして繁殖を繰り返しているのですが、毛穴がつまると内側でアクネ菌が増殖し、炎症を起こしてしまいニキビになります。

ニキビができるということは、常在菌のバランスが崩れ、皮膚が皮脂過剰のよくない状態になっています。菌が増殖すると遊離脂肪酸という有害物質を出して炎症を起こし、ニキビを悪化させます。

この状態が頭皮でも続くと、弱くて抜けやすい毛が増え、薄毛を助長します。

肌荒れしやすいのはこんな人

しかし、万人に肌荒れ・ニキビが起きる訳ではなく、その要因は体質や体調によるもの。

ニキビ体質の人がミノキシジルを使うと、さらに状態が悪くなる可能性があります。

夜更かしする人

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人の体は新陳代謝による細胞分裂を繰り返し、常に細胞が更新されています。この更新がうまくいかないと古い細胞が残り、肌荒れ・ニキビは回復しません。

細胞の更新は夜寝ている間に盛んになります。古い角質を廃棄して荒れた皮膚を新しい皮膚に再生。この作業を行うのが成長ホルモン。

成長ホルモンは、主に睡眠中に分泌されます。

寝付いてから3~4時間がそのピークで、睡眠時間が確保されないと新しい細胞ができず、肌荒れの修復ができません。

なるべく夜更かしせず、睡眠時間を確保しましょう。

ストレスのたまっている人

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ストレスがかかると自律神経の働きが乱れます。

呼吸や循環器などの自動的な活動レベルが低下して血行が悪くなり、十分な栄養が行き渡りにくくなって肌荒れが起こります。

またストレスがあると、食欲不振や吐き気、下痢、便秘などの消化器の不調が起こるために消化・吸収がうまくできなくなります。

こういった要因からも肌荒れ・ニキビなどが起こるので、リラックスできる時間を増やしましょう。

シャンプーや洗顔が不十分な人

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髪の毛はシャンプーを使って洗います。顔は洗顔料。

特に薄毛の人は頭皮のために念入りマッサージしながらに洗っているようですが、すすぎが不十分な人はけっこう多いようです。

シャンプーや洗顔料の成分が残っていると、それが毛穴をふさぎ、過剰な皮脂と同じ作用をします。

つまり肌荒れ・ニキビの原因になるということ。これではせっかくていねいに洗っても逆効果。

ミノキシジルを使って肌荒れやニキビを起こさないために

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薄毛治療に、肌荒れ・ニキビは大敵!肌荒れ・ニキビが悪化した場合、ミノキシジルは中止せざるを得ません。

進行した状態になると、肌荒れ・ニキビの範囲は頭皮にまで広がり、抜け毛が増えて髪の毛の成長に支障が出ます。

ミノキシジルで薄毛が進行?!という、矛盾が起きます。

肌荒れ・ニキビを抑えるために、日頃の使用時から注意しておく必要があるので、対策をまとめました。

対策① ビタミンBとCで皮膚を修復する

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皮脂の過剰分泌による肌荒れ対策には、日常の食事の改善が有効。バランスのとれた食事を摂るのはもちろんですが、皮膚の修復のためには特にビタミンB群とCが効果的です。

  • ビタミンB群…荒れた皮膚の修復を促し、抵抗力を上げる
  • ビタミンC…美白や保湿効果とともに、抗酸化作用で老化や荒れを防ぐ
  • ビタミンA、E…皮膚細胞の新陳代謝の活発化、正常な状態に戻す働き

また、ビタミンCはコラーゲンの生成を促し、皮膚組織を強化するとともにニキビの改善も期待できます。

対策② 手洗いで雑菌を排除する

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手には雑菌がたくさん付いているので、顔に手が触れると多くが顔に移ります。

顔についた雑菌は皮脂を食べて繁殖して、ちょっとしたきっかけで肌荒れを起こします。

洗顔前にも、まず手を洗うことを心がけましょう!

対策③ 枕から雑菌を排除する

肌荒れとの関連で盲点になりがちですが、汗をかいた枕カバーには雑菌がたくさん付いています。

きれいに洗った顔に雑菌が移ってしまい、繁殖して肌荒れやニキビの原因になりかねません。

枕カバーはタオルと同じような感覚で、こまめに洗いましょう。

肌荒れと無関係で薄毛治療するには

対策を講じても、肌荒れ・ニキビの副作用が100%封じ込められる保証はなく、これらを避けて薄毛の治療をするには、ミノキシジルを外すしかありません。

しかしその後に使う育毛剤にも、ミノキシジルと同等の効果を求めたいところ。そして、肌荒れなどの副作用のないものとなると…

チャップアップをおすすめします!

ミノキシジルと同じ作用の血流改善効果を持ち、他にも様々な働きがあります。

  • 育毛促進
  • 脱毛抑止
  • 頭皮の環境改善
  • 皮脂分泌抑制
  • 硬化改善

薄毛治療に必要な機能を全部備えた万能型の育毛剤。

そして47種類の成分のほとんどが天然植物由来で、副作用の心配はほとんどありません。穏やかな効果でじっくりと育毛に取り組めます。

ミノキシジルの代替品としてはチャップアップが最適でしょう。

薄毛治療は副作用を把握すれば安心!

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効果が高いミノキシジルですが、副作用も多くあります。

肌荒れ・ニキビが進行すると、育毛どころか抜け毛につながりかねない、やっかいな副作用。

食事など日常的な事で対処可能ですが、悪化するようならミノキシジルの使用は控え、チャップアップなどの安全な育毛剤に切り替えてください。

副作用は、理解して対処を考えることで軽減される場合がありますので、事前に把握しておく必要があります。

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