プロペシア服用者は献血をしてはいけません!

「血液が不足しています!」と声かけされたり、社会貢献、簡単な血液検査で健康管理の一環としてなど、献血をする人の理由は様々。

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しかし、AGAの治療薬プロペシアやそのジェネリック(フィンペシア等)を服用している場合には献血は絶対にしてはいけません!

日本赤十字社の献血基準に明記される、献血をご遠慮いただく場合の「服薬中の方」にあてはまるのです。

なぜ献血をしてはいけないのだろう?と疑問に思われる方へ、この記事ではその理由をまとめていきます。

献血をしてはいけない人とは?

以下の事項に該当する方は、原則として献血ができないとのこと。

m160718_1【出典元:https://www.tokyo.bc.jrc.or.jp/current/index2.html

細かく取り決められていますが、血液を扱う上で「安全」を確保するために必要な事項なのです。

献血された血液は輸血で他人の体内に入ります。血液中に含まれる成分の影響は、直接的で重大。

赤十字社が定める献血ができない人の項目に「プロペシア」「アボダート」「プロスカー」服用者としっかり記載されています。

過去に献血をしたことがある方ならお分かりでしょうが、献血前にいくつかのチェックを受けます。

「プロペシア服用者は献血できない」と決まっているので献血は潔く諦めましょう。

プロペシアを服用中に献血をしてはいけない理由!

しかし、AGAの薬である「プロペシア」を服用していると献血できないのでしょうか。

その理由は「プロペシアの効果」のメカニズムが関わっています。

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プロペシアの主成分フィナステリドは脱毛を促進するDHTという男性ホルモンの生成を5α還元酵素の阻害をすることで抑制、その結果脱毛を抑えてAGAを治療します。

周知されている通り、プロペシア(フィナステリド)には副作用があり、それは服用者本人だけの問題ではありません。

副作用は家族にも!

妊娠中や授乳中の女性が間違って服用したり、触れたりするだけでも胎児や赤ちゃんの生殖器に影響が出るといわれています。大切な家族の健康を害してしまう恐れがあるのです。

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服用者本人が細心の注意を払い、身の回りの家族に影響が出ないようにします。では献血ではどうでしょうか。

プロペシア服用者が献血すると、妊娠中や授乳中の女性に輸血されています可能性もあるのです。その結果、重大な影響を与えかねません。

同様の理由で、家族に緊急な輸血が必要になった場合も、「プロペシア服用中」と申告することで避けられるリスクはあります。

善意が悲劇を招かぬよう、プロペシア服用者の献血はしてはいけないと決められているのです。

プロペシア以外でも献血NGのAGA治療薬があります!

フィナステリド

プロペシアと同様、「フィナステリド」が主成分である以下の薬剤服用者も献血できません。

  • プロペシアよりも主成分を増やした「プロスカー」
  • プロペシアのジェネリック薬「ファイザー」「サワイ」「クラシエ」
  • 個人輸入で手に入る「フィンペシア」「フィナバルド」「フィンカー」「フィナロ」

問診表に該当する薬の名前が記載がなくても、「フィナステリド」が主成分の薬剤を服用している人はプロペシアに準じ献血ができません。

デュタステリド

また「アボダート」や、最近承認された「ザガーロ」はフィナステリドが主成分ではありませんが献血できません。

m160718_2【出典元:http://united-clinic.com/aga/zagallo.html

デュタステリドは「アボダート」「ザガーロ」の主成分!

「デュスタリド」は、プロペシアの主成分である「フィナステリド」よりも、強力にDHTの生成を抑えますが、その分女性や胎児への影響力が強く、パートナーが妊娠を希望する期間中は服用しないように指導されたりもする程の薬です。

「プロペシア」ではないから大丈夫と安易に考えず、AGA治療薬の成分が問題だと知りましょう。もし、自己判断がつかないのであれば、献血ルームのスタッフや医師に確認してください。

服用をやめてからも一定の期間が必要です!

服用者が献血したい場合、体内から「フィナステリド」や「デュタステリド」の成分が完全に排出されるのを待たなければなりません。

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  • 「フィナステリド」を主成分とするプロペシアなどは1ヶ月以上
  • 「デュタステリド」を主成分とするアボダートやザガーロは6ヶ月以上

最低でも上記の期間は薬を中止してからではないと献血はできません。

飲み続けて効果を発揮するのがプロペシアをはじめとするAGAの治療薬ですから、服用を中止した場合、自分自身の脱毛が進行するリスクもあるということも念頭において、服用をやめましょう。

また、その後定期的な献血をしたいのであれば、プロペシアを再度の開始はおすすめしません。

だからプロペシア服用者は献血ができない

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プロペシアでAGAの治療をすることと、献血に行くことは、両立できません。

そもそも困っている誰かのために行う献血なのに、相手を傷つけ困らせてしまっては逆効果。プロペシアの服用を中止した場合、自身のAGAが進行するというリスクもあります。

プロペシアを服用していることを隠して献血をしてしまうと、善意の社会貢献だったはずが、悪夢を生んでしまうことになりかねないと、しっかりと認識してください。