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プロペシアを服用すると筋肉がおちる!?
プロペシアは医薬品のフィナステリドを有効成分とするAGA(男性型脱毛症)治療薬です。
男性ホルモンのテストステロンが、脱毛の原因物質であるDHT(ジヒドロテストステロン)に変わるのを抑え、脱毛を防ぎます。1997年にAGAに対するアメリカ食品薬品局(FDA)の認可が下りて以来、世界的に使用実績を重ねている商品です。
ところが近年になって、想定されていない副作用、筋肉低下が話題にのぼるようになっています。
プロペシアなど、フィナステリドを有効成分とする薬を飲むと、筋肉が落ちて運動能力の低下を心配する人が出てきています。おそらくフィナステリドが男性ホルモンに作用することとの関連付けと考えられます。
プロペシアとテストステロンとの関係は?
では、プロペシアとテストステロンとの関わり方とはどんなものなのか、詳細を見てみます。
テストステロンには直接関わらない!
プロペシアは確かにテストステロンに関わります。でも、直接増やしたり減らしたりすることはなく、DHTに変える酵素の作用を抑える働きをします。その結果、DHTによって起こる脱毛が抑えられます。
【出典元:http://www.world-j.com/aga/hlpr100001.html】
プロペシアが体に入っても、テストステロンには何もしません。
その場所に5αリダクターゼという酵素がある時だけ、その酵素がDHTを作る作用を妨害。つまり間接的に、テストステロンがDHTに変わらないように働きます。
テストステロンの働きは?
男性ホルモンのテストステロンは、思春期以降男性らしい筋肉や骨格の発達を促したり、男性器の発達、形成を促し性欲・性機能、闘争本能などを増大させることに関わっています。
また、精神的な活動を活発にする働きもあります。幸福感とかやる気を起こし、積極的に行動しようとする意欲を起こすドパミンの分泌を促します。
もしテストステロンが不足すると、性的な能力や筋肉低下。ともに精神的な活動も低下し、全体的に活動量が減少します。いわゆる男性更年期症状になります。
テストステロンとは関係ない?
プロペシアとの関わりになると、テストステロンに直接作用するわけではないので、筋肉低下などの影響には関係がないということになります。
むしろ、DHTに変化することが抑えられるので、そのまま存在してテストステロンとして作用し、逆に筋肉増大。ということも考えられます。実際にはそのような現象は見られないようですが。
ただ、このような作用の関連性についてはすべてが解明されているわけではありません。DHTの生成が抑えられたことで、もともと関わっていた何らかの作用も低下し、それが筋肉低下につながった可能性もあり得ます。
またプロペシアは肝機能の低下も起こします。
長期間使うことで肝臓への負担が堆積、筋肉低下に影響を与えることも考えられます。
精神的な面やホルモンバランスなどの面から、筋肉低下への影響が出てくる可能性は否定できません。
プロペシアの後遺症で筋力が低下する!
最近の研究ですが、プロペシアの成分フィナステリドには、服用をやめても残る後遺症があることがわかってきました。
え、中止しても治らない?
それを研究するために、アメリカではポストフィナステリド症候群財団というものが設立されています。
プロペシアの後遺症とは?
フィナステリドの内服による副作用のうち、特に問題があって発生頻度も少なくないのは生殖器関連です。
この他には次のような副作用があります。
- 肝機能障害
- アレルギー
- 女性化乳房
- 男性乳がん
- 前立腺がん
これらの副作用は服用をやめた後早いうちに回復するといわれてきましたが、実際には改善しない例が見られるようです。この症状をポストフィナステリド症候群(PFS)と呼んでいます。特に性関連と精神関連の後遺症が問題視されています。
この中に示されたPFSの症状の中に、テストステロンの減少に関係するとみられる睾丸の萎縮が挙げられています。
後遺症で睾丸が萎縮?
フィナステリドを使っていると、DHTへ変換されなかったテストステロンが残って濃度が上がります。このため精巣(睾丸)ではテストステロンが十分足りていると判断して生成を控えます。
この状態が続くと精巣の機能が衰え、テストステロンの分泌が少なくなり欠乏状態になります。PFSの症状に一つに挙げられる精巣萎縮は、こういった経過で起こることが推測されます。
この結果、服用をやめても精巣の機能が回復せず、これもPFSの症状とされる筋肉の低下や性機能の低下につながっている可能性があります。
PFSの患者はテストステロンのレベルが低いこと、睾丸が萎縮していることがその根拠になります。
- プロペシアはフィナステリドを有効成分とするAGA治療薬
- テストステロンが不足すると男性更年期症状に陥る可能性がある
- プロペシアはテストステロンに直接作用するわけではない
- プロペシアは肝機能の低下も引き起こす可能性がある
- フィナステリドには服用をやめても後遺症が残る場合がある
結局はテストステロンに影響するの?
プロペシアとテストステロンとの関係、結論を出すには少し時間がかかりそうです。現段階では、プロペシアはテストステロンの分泌には何も影響を与えないし、分泌されたテストステロンをどうこうするわけでもありません。
でも間接的にせよ、プロペシアがテストステロンの減少に関わっている疑いはかなり強いようです。
しかし今の段階では因果関係に何の証明もできていないので、状況で判断するしかありません。
テストステロンに影響あるかないかが気になる人は育毛剤
プロペシアの副作用は、起こる頻度は少ないとはいえ影響が深刻なものが多いだけに、軽く見ない方がいいようです。
それに因果関係がはっきりしないのも困ったことですね。どうも気になって仕方がないという人は、続けていても精神的に逆効果かもしれません。
この際思い切って他の育毛剤に乗り換えてみてはどうでしょうか。副作用のないものを紹介します。
なぜ副作用がないの?
についても一緒に紹介していきます!
副作用がない育毛剤:①チャップアップ
チャップアップは常に育毛剤ランキング上位に位置する評価の高い育毛剤です。
植物由来の抽出成分を主体とした47種類の成分をバランスよく含みます。天然成分主体なので、医薬品のような副作用の心配はありません。
多くの成分から引き出される効果は、育毛効果全般にわたる幅広いものになっています。
- DHT生成抑制
- 血行促進
- 毛母細胞活性化
- 皮脂分泌抑制
穏やかですがしっかりした効果で、長期間安心して使えます。
副作用がない育毛剤:②フィンジア
フィンジアは発売されてまだ間がない新しい育毛剤ですが、M字ハゲが改善できるとして注目されています。
こちらも植物抽出エキスが主体となっていて、やはり副作用の可能性がほとんどない、安心できる育毛剤です。
有効成分キャピキシルとピディオキシジルを高濃度で含有。脱毛を防ぐ効果と血流を改善して育毛を促す効果でAGA(男性型脱毛症)対策に狙いを絞っています。
高い効果と安全性をともに備えた育毛剤です。
プロペシアでテストステロン減少は事実だった?
プロペシアと筋肉低下との関連について、ネット上ではかなり数多く取り上げられています。原因・関連はわかっていませんが、
うわさ話のレベルではなく、事実としてテストステロンの減少と筋肉低下は存在するようです。
この記事で見てきたような関連性の他に、筋肉低下はテストステロンとは関係のない加齢による自然の老化現象という説があります。
また、テストステロンの減少に伴って、抑うつやドパミンの分泌減少が起こります。これが元になっている行動の抑制が筋肉減少の原因などの説もありますが、どれも否定できないのが現実のようです。
プロペシアでテストステロンの減少や筋肉低下が起こる確率はたいへん小さいものです。しかし甘くみないで、情報には十分注意しながら使って行くのが当面の対応でしょうか。
- プロペシアの副作用が起こる頻度は少ないが影響は深刻
- 精神的な負担が逆効果という人は副作用のない育毛剤が良い
- チャップアップは植物由来の抽出成分を47種類も配合
- チャップアップは穏やかな効き目で安心して使える
- フィンジアは植物抽出エキスが主体で安心できる育毛剤
- フィンジアの有効成分はキャピキシルとピディオキシジル