抜け毛って一度気にし始めると、そのあと限りなく不安になります。
抜けすぎ?まだまだ増える??
ハゲる?本数はみんなより多い??などなど。
抜け毛とは何なのかを理解していたら、こんな不安も変わるはず。1日平均の本数、男性と女性の違いなど、データとともに紹介していきます。
この記事の目次
抜け毛に悩むのは男性?女性?年代に違いは?
薄毛・ハゲに悩むのは、やはり中高年男性が多数派。その前段階とも思える抜け毛になると、範囲は一気に広がります。
10代から始まって30~40~50代まで年齢不問です。若いからって抜け毛の悩みは免除されません。
2013/06/23
24でやばい抜け毛
今日も100本程度の抜け毛を視認してる。辛い
出典元:5ch(旧2ch)
2013/06/23
10代後半で爆抜けが始まり、20代前半は200本。
30歳までにスキン覚悟したけど39歳ギリギリ維持してる
出典元:5ch(旧2ch)
若い女性といえども、抜け毛は遠慮なしに訪れます。大量の抜け毛と、それに続くかもしれない薄毛が不安でたまりません(;´༎ຶД༎ຶ`)
最近抜け毛ひどくて
ハゲてる気する💆🏿
20代 女性 ハゲ 育毛剤
で検索ばっかしてる
オススメの育毛剤教えて←— おりくの母 (@11eri08) 2017年10月7日
抜け毛が凄くて、ハゲるんじゃないかと不安に思います。髪の毛をください。(20代女性)
— えるちʕ ⸋⸛⸋ʔ (@L_TiTi___R_TiTi) 2017年9月19日
年齢、性別など、ほとんど無差別に抜け毛は起こり、それぞれに深刻に悩んでいるんです。
その抜け毛ですが、必ずしも異常があって抜けるわけではありません。多くは自然な生え変わりか一時的なもの。深刻な薄毛に進むものももちろんありますが。
多くの人が悩むのは、正常か異常かの判断ができないからなんですよね。
悩みのタネの正常な抜け毛の本数って、何本ぐらい?
抜け毛の本数って1日平均何本までが正常なの?
人の頭には平均10万本程の毛があり、これが2~6年で生え変わります。
計算すると、1日あたり50~100本ほどは抜けていることに。これぐらいなら、自然な生え変わりによる抜け毛と判断していいでしょう。
ただし、計算上なので、髪が平均より多い人なら1日100本以上抜けます。たとえ130本抜けても、それで安定しているのなら正常な範囲といえるんです。
自然な抜け毛が起こるしくみ
そもそも抜け毛ってどうして起こるんでしょう。その理由は髪の成長サイクルにあります。
出典元:大正製薬
髪の毛は、「成長期→退行期→休止期」という段階を2~6年ほどの周期で繰り返します。新しい毛が生え始めた初期成長期に、古い毛が抜けるのが自然な抜け毛。
異常な抜け毛の原因はいろいろですが、中年以降に多い男性型(壮年性)脱毛症(=AGA)の場合は上図のように成長期が短縮され、どんどん抜け始めます。
新しい毛の成長を待たず、抜ける一方。そしてハゲていくという経過です((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
異常な抜け毛とは何本?
正常な抜け毛の数は50~100本といわれますが、あくまで計算上。髪が13万本、成長サイクルが3年の人もいて、正常な範囲には相当な幅があるのが現実です。
これを踏まえたうえで、200~300本抜けたとしたら、これはやっぱり異常!これが続いた場合、薄毛になる可能性はかなり高くなります((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
急にそれだけのレベルになるのは、円形脱毛症のような病的な要因も考えられます。ゆっくり増えたのならAGA、栄養不足、ストレスなどかもしれません。
いずれにせよ、何とかしないと危機的な状態ではあります。
一時的に異常な抜け毛もある
大量の抜け毛には、一時的な現象もあります。
一つは季節的な要因。毎年おこる秋の抜け毛で、200本も抜けたりします。原因は諸説ありますが、そのいくつかが絡まった複合的なものかも。
例をあげると、夏に受けた紫外線のダメージ、夏バテの栄養不足、エアコンの乾燥、原始人時代の遺伝子による冬毛への生え変わりなどがあります。
もう一つは女性に特有な産後脱毛症。これも急に大量の脱毛が起こります。妊娠中に最大量で分泌されていたホルモンが、出産で急減することが原因。
特に対処しなくても、ホルモンバランスが正常化すれば半年~1年で回復します。
ところで、シャンプー時など、抜け毛が気になる場面ってありますよね。そのシーンごとの抜け毛で、薄毛の前兆がわかるんです。
シャンプー時の抜け毛本数で薄毛の前兆を知る!
抜け毛が目につきやすいタイミングとしては、シャンプー時、ドライヤー時、起床時の枕など。
その時々の抜け毛本数で、薄毛になりそうな状況をキャッチできます。
シャンプー時の抜け毛は1日の50~70%分
抜け毛が一番多くなるのは、髪に力がかかるシャンプー時です。平均して1日の抜け毛の50~70%がこのとき抜けるといわれます。
これを利用すると、1日分の抜け毛総数が推定できますね。入浴後に排水口の髪を集めて本数を数え、逆算すればいいんです。
200〜300本にもなるようなら異常事態!抜け毛から薄毛へ進行中かもしれません。
ドライヤー時の抜け毛は10本程なら問題ない
シャンプー後なのに、ドライヤーで乾かす時はなぜかまた抜けますよね。このとき自然に抜けるのは10本ほどといわれます。
これが20本とか30本となると、少々多すぎます。頭皮の環境がよくないのかもしれないし、栄養不足かもしれません。いずれにしても薄毛対策を考えましょう。
朝の枕元周辺の抜け毛は10本くらいが正常
睡眠中にも布団などで髪に力がかかり、枕の周辺には抜け毛がついています。入浴、ドライヤーで抜けた後ですが、ここでも10本ぐらいなら正常範囲です。
もし、20~30本のレベルが連日続くようなら、抜け毛が本格化Σ(゚Д゚この場合も放置できませんね。
抜け毛の本数チェックは、薄毛の前兆をとらえるいい方法。でも、もっと早期に発見する方法もあるんです。
抜け毛の見た目と質で薄毛の前兆を知る方法が!
髪が抜ける前には、毛質が低下していることがあります。この異変が見つかったら、それが薄毛の前兆。抜け毛の本数が増える前に確認できるんです。
短い抜け毛や細い抜け毛が混ざっている
抜け毛をよく観察して、短い毛、細く弱々しい毛が混ざっていたら、薄毛になる途中かも。
短い毛はAGAなどの影響を受けて、成長する途中で抜けてしまった毛。この毛はカットされたことがなく、先が尖っているのも特長。
また、細い毛は栄養が足りないか、頭皮の状態が悪くて太く育たなかった毛です。
対策しないままだと細い毛や短い毛が増え、抜け毛となって抜けた後には何も生えてきません。やがて薄毛が進行することになりますヽ(ヽ゚ロ゚)ヒイィィィ!!
毛根に毛球がなく皮脂やフケがついている
自然な抜け毛の根元は、毛球という丸いふくらみがあります。これがなかったり、根元に皮脂の塊やフケがついた抜け毛があれば危険信号です。
毛球がない抜け毛は毛根の活性が衰えているし、毛根に汚れがついている毛は頭皮や毛穴に問題があります。
いずれにしても、その後は同じような毛が増え、抜け毛として抜けていって薄毛になる可能性が大。
「最近急に抜け毛が増えた」、「平均本数を越えているし、なかなか収まりそうにない」そんな状態になっても、対策すれば回復できるんです。
抜け毛は予防や改善ができるし本数も減らせる!
抜け毛は1日平均の50~100本より多くても、以前から変化がなければ問題ありません。もし、急に本数が増えたのなら、それには何か原因が。
抜け毛が増えたら原因を探して改善
10代~30代の若い人なら、季節的な秋の抜け毛や産後脱毛以外では、生活習慣が原因かもしれませんね。
主な原因には次のようなこと
- 睡眠不足
- ストレスの多い環境
- バランスが悪い食生活
- ダイエット中
- 愛煙家
- 頭皮によくない安いシャンプー使用
- 毛染め中
チェックしてみて、当てはまることがあれば早急に改善が必要。抜け毛が進むと回復も遅れます。早めの手当てで抜け毛の進行が抑えられ、本数も減らせることが望めます。
40代以上はAGA対策も
また、40代以上なら、AGAのリスクが高まります。上記の生活習慣の見直しチェックに該当せず、数ヵ月も抜け毛が続くならAGAかも。
AGAは進行性なので、対策は早めに実行しましょう!薬治療もありますが、副作用の問題が避けては通れません。
初期の抜け毛段階なら、まずは安全な育毛剤による対処がおすすめです!
抜け毛の本数を減らすには
抜け毛は髪の栄養が足りなかったり、頭皮の状態が悪くなると多くなります。このポイントを抑えることが、改善への早道に。
髪に必要な栄養を補給する
髪の毛はタンパク質でできています。この原料になるアミノ酸はもちろん、ビタミン、カルシウム、亜鉛なども必要になります。
また、脂質、糖質が多い外食に偏ると頭皮の皮脂も増え、頭皮環境が悪化します。1日3食、バランスを考えた食事を摂りましょう。
必要な栄養を十分補給することで、抜けにくい丈夫な髪が育ちます。
頭皮にも気配りを
頭皮の血行をよくすると、食事からの栄養が効果的に頭皮・毛根に届きます。入浴時に頭皮マッサージをすると、血行促進に効果的。
また、毛染めやワックスなどは控えます。刺激の強い1000円以下のシャンプーも避け、アミノ酸系シャンプーに変えましょう!
まとめ
悩ましい抜け毛は中高年だけのものではありません。若い人にも男性、女性わけへだてなく起こります。
不安なのは、正常と異常との境目が見えないから!そこは本数と見た目で両面チェックすれば大丈夫(^^)b
本数は個人差が大きいので、あまり細かくこだわらないほうがいいでしょう。
もし異常でも、多くは生活習慣を改善すれば回復が期待できます。方法はたくさんあります。でも、AGAの可能性もあるから、そこは注意しましょうね。